静岡流通特集

小売 2021.09.22
静岡流通特集

 静岡県は県内総生産額17兆4620億円で、北海道に次ぐ全国10位の経済規模を有する。産業別では第3次産業が構成比で54.2%と最も大きく、次いで第2次産業が44.9%、第1次産業が0.9%となっている。製造品出荷額は全国シェア5.3%(17兆1540億円)で、東京や名古屋などの大消費地に近く、東海道の主要幹線が東西に走る恵まれた立地環境を生かした「ものづくり県」として知られる。また富士山をはじめ、駿河湾や浜名湖といった有数の大自然の下で育まれる多彩かつ高品質な食資源も特徴で、農林水産物は439品目にも上ることから「食材の王国」とも評される。多彩な産業の下、一人当たりの県民所得は全国上位の343万円。温暖な気候と豊富な食資源に囲まれ、多彩な産業が集積する安定した雇用環境を背景に、男女ともに平均値で過去3回、全国2位を獲得した健康寿命県でもある(静岡県「しずおかけんの地域経済計算、県の独自集計」「工業統計調査確報、県独自集計」)。