パン特集
1月から価格改定を実施した製パン業界は、22年4月期の輸入小麦の政府売渡価格が17.3%と大幅に引き上げられたことに加え、油脂類、砂糖、包装資材などの原材料価格や電気、ガスなどのエネルギーコストや物流費も上昇していることから、すでに7月の価格改定を発表している。1、7月と「連続値上げ」となるが、今後も小麦をはじめとする原材料価格は上昇が見込まれる。4月の輸入小麦売渡価格の大幅引き上げは、主に米国、カナダでの不作が要因であり、ウクライナ情勢の緊迫化による小麦相場の急上昇の影響は10月に反映されることから、さらなる小麦価格の高騰は避けられない状況だ。(青柳英明)
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◆パン特集:製パン業界、1月の価格改定浸透 7月に再度値上げへ
小麦加工 2022.06.171月から価格改定を実施した製パン業界は、22年4月期の輸入小麦の政府売渡価格が17.3%と大幅に引き上げられたことに加え、油脂類、砂糖、包装資材などの原材料価格や電気、ガスなどのエネルギーコストや物流費も上昇していることから、すでに7月の価格改定を発…続きを読む
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パン特集:日本パン技術研究所 製パン技術者育成へ
小麦加工 2022.06.17●「リテイルベーカリー製パン技術WEB教育コース」新設 日本パン技術研究所は、製パン技術者育成の「リテイルベーカリー製パン技術WEB教育コース」を新設した。 新たなコースを開設について、同研究所の井上好文所長は「近年、リテイルベーカリーは製品の自…続きを読む
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パン特集:山崎製パン 第1四半期は増収増益 三極化商品戦略展開へ
小麦加工 2022.06.17●多様化する消費者ニーズに対応 山崎製パンの2021年12月期単体の業績は、増収増益で着地。今期22年単体業績についても増収増益で推移している。食パン部門、菓子パン部門、和菓子部門、調理パン・米飯類部門で前年実績を上回って推移した。一方、洋菓子部門…続きを読む
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パン特集:敷島製パン コラボ商品開発に注力 価格に見合う付加価値追求
小麦加工 2022.06.17敷島製パンの今期(22年8月期)売上高は現在、前年比約2%増で推移している。価格改定に伴い売上高は上がったものの、数量や利益面では厳しい状況が続いている。和洋菓子など嗜好(しこう)性の高い商品ほど数量への影響が大きい。原材料に加え、包材・燃料や物流な…続きを読む
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パン特集:フジパン 創業100周年 新商品食卓ロール好調
小麦加工 2022.06.175月にグループ本社が創業100周年を迎えたフジパンの今期(22年6月期)売上高は前年比3%増程度で着地する見通しだ。価格改定を受け、金額ベースでは微増だが、数量は増えない状況だ。 商品別では、コロナ禍1年目に伸びた反動で昨年3月以降、食パンの売上げ…続きを読む
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パン特集:神戸屋 新体制2年目 デジタル変革を加速
小麦加工 2022.06.17桐山晋代表取締役社長率いる新体制下で2年目を迎えた神戸屋は、次世代成長に向けたデジタル変革を推し進めている。4月に新たな販路として自社ECサイトを開設。SNSを活用したマーケティング施策も強化し、これまで未着手だった事業領域の開拓を加速している。 …続きを読む
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パン特集:オイシス パン売上高5%増 菓子パンが好調、新規取引拡大
小麦加工 2022.06.17オイシスの22年3月期売上高は286億円と、前年を5.6%下回った。コロナ禍にコンビニエンスストアの売上げが落ち込み、パン、スイーツ、デリカなど各部門に影響が出たためだが、パン部門単独では新規取引拡大で前年比5%増と伸長。特に商品構成比の6割を占める…続きを読む
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パン特集:山崎製パン ポスト「マリトッツォ」は? 南仏発祥の「トロペジェンヌ…
小麦加工 2022.06.172021年、イタリア・ローマ発祥の菓子「マリトッツォ」が一大ブームとなった。ポスト「マリトッツォ」を探る動きが22年春以降活発化している。「マリトッツォ」は、コロナ禍に伴い、「おうち時間」の増加でスイーツ需要が高まったことに加え、SNSでも話題となっ…続きを読む