今日は何の日

11月16日。今日はいいビール飲みの日

11月16日はビール酒造組合が制定したいいビール飲みの日。日付は語呂合わせに由来し、特に女性に適正飲酒を呼びかける。

酒類 今日のキーワード: ビール

蘭方医がはじめた日本のビール醸造

わが国にビールが入ってきたのは英米の船が来校してからのことである。万延元(1860)年、幕府の第1会遣米使節の一人、玉虫左太夫は初めてビールを飲んで「苦味ナレドモ口ヲ湿スニ足ル」と書いている。

それ以前、ベリーが来航した嘉永6(1853)年に、兵庫県の蘭方医川本幸民は蘭書の記載を見て、江戸の露月町の私宅でビールを試醸したといわれているから、これが日本でのビール醸造の起源といえるであろう。

1870(明治3)年にはアメリカ人コーブランドが横浜の山手居留地に「スブリング・バレー・ブルワリー」を創設してビールの醸造を開始し、主に居留外人向けに販売した。 1872年に大阪で渋谷庄三郎が日本人では初めてビールの醸造・販売を本格的に開始、73年には甲府で野口正章が、そして76年には札幌で北海道開拓使麦酒醸造所が創設され、中川清兵衛を中心に醸造を開始、翌77年には東京に出荷している。こうして日本のビール産業は黎明期を迎えることになった。

一時は100社前後のビール会社ができるほどで、ザンギリ頭に代表される文明開花は日本人の生活様式にも多くの変化を与え、ハイカラ族はビールを好み、文明人たらんとしたといわれている。ただし、この時期は国産ビールに比べ舶来ビールが幅をきかせていた。

(日本食糧新聞社『食品産業事典 第九版』(引用箇所の著者:秋山裕一))

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