11月30日。今日は本みりんの日
11月30日は全国味淋協会の「本みりんの日」事務局が制定した本みりんの日。日付は語呂合わせと、本みりんが鍋物などに使われるため需要が高まる時期であることに由来する。
すぐれた調味料、みりん
みりんは、調味料としてすぐれた特性(テリややわらかい甘味をつける)をもつため昔から利用されている。みりんは発酵工程がないため、このみりん風調味料のなかにはアルコール分1%以下(酒ではない)の製品がある。この製品では保存性と糖分効果をだすため、グルコースのほかマルトース、マルトト リオースなど各種の糖類を含むでん粉分解物を50%前後含有するものが多い。原材料の一例として、水あめ、米、米麹、糖みつ類、醸造酢、酸味料が記されている。
一方、発酵工程をとり、多糖のみりんタイプの製品も多い。 これは加塩下で、米、米麹、でん粉質を糖化し、発酵させ、さらに補糖(20~50%)して、熟 成工程をとって、香気成分を生成させて製品としている
(日本食糧新聞社『食品産業事典 第九版』(引用箇所の著者:秋山裕一 ))