12月4日。今日は聖バルバラの日
12月4日は聖バルバラの日。キリスト教が禁じられていた3世紀のローマ帝国で、キリスト教の信仰に目覚めたバルバラが処刑された。ドイツやフランスのアルザス地方では、バルバラの日にサクラやアンズ、アーモンドなどの枝を水を張った壺に挿し、クリスマスの頃についた花の数で幸福を占う習慣がある。
サクラの仲間、アーモンド
学名(Prunus dulcis (Mill.) D.A.Webb)は、バラ科サクラ属 の落葉果樹で食品に利用されているスイート種(甘扁桃)と主として咳薬の原料として使われるビター種(苦扁桃)がある。ビター種には青酸化合物であるアミグダリンが多く含まれるため、味が苦く、大量に摂取すると有毒である。イタリアなど製菓材料とする国もあるが、アメリカ合衆国などではビターアーモンドの種子の市販を禁じている。
扁桃(仁):へんとう(和名)
mandel :マンデル(独)
almond :アーモンド(英)
almendra:アルメンドラ(西)
amande :アマンド(仏)
mandola:マンドーラ(伊)
(日本食糧新聞社『食品産業事典 第九版』(引用箇所の著者:日本ナッツ協会 中島洋人))