4月5日。今日は新子焼きの日
4月5日は「旭川名物“新子焼き”の会」が制定した新子焼きの日。新子焼きとは、手羽を含む若鶏の半身を焼きタレなどで味付けをした旭川のソウルフードである。出生魚であるコハダは稚魚のときには新子と呼ばれ、その呼び名を若い鶏にも適用したと言われる。日付は語呂合わせに由来する。
濃厚な味わいを楽しめる手羽
鶏の翼の部分は「手羽先」と「手羽元」に分かれる。手羽先は、肉は少ないが、柔らかく、濃厚な味わい。鮮度のよいものは、身のつきが多く、皮にツヤとハリがある。皮の部分にコラーゲンが、軟骨部分にカルシウムが多く含まれる。一方、手羽元は、肉づきがよくて柔らかく、食べごたえがある。脂肪は少なく、手羽先よりもあっさりとした淡泊な味。骨からはよいダシが出る。ビタミンB群やカルシウムが豊富で、やはり皮の部分はコラーゲンを多く含む。
(日本食糧新聞社『見てたのしい読んでおいしい 中国料理食材事典』藤木守より。編集部にて一部表現を変更)