4月16日。今日はエスプレッソの日
4月16日はデロンギ・ジャパン株式会社が制定したエスプレッソの日。エスプレッソは1906年4月に開幕したミラノ万博で、Bezzera社が Caffe Espresso(カフェ エスプレッソ)と表記したのが始まりだとされている。
イタリアで生まれ、アメリカで成長したエスプレッソ
1970年代から米国西海岸で始まったスペシャルティーコーヒーのベースになっているエスプレッソの抽出器具は、元来イタリアで1903年にラビット・コーヒー・エスプレッソとして考案されたもので、それ以来イタリア中心に進化してきたが、アメリカンコーヒーにあきたらなく思っていた西海岸の野心的業者が、深焙りの粉でエスプレッソコーヒーの提供を始め、その後の驚異的な成長のきっかけを作った。コーヒー粉の中に密封状態の高圧で湯を通すため、抽出速度が早いためにエスプレッソと呼ばれている。
高気圧の本格的なエスプレッソマシーンは、家庭用としては無理で業務用が中心だが、同じ原理で小 型の家庭用の器具も開発されている。
(日本食糧新聞社『食品知識ミニブックスシリーズ コーヒー入門』山田早苗)