4月18日。今日は三重県民の日
1876年(明治9年)4月18日、旧三重県(過去には安濃津(あのつ)県)と度会県が併合され、現在の三重県が誕生した。
三重県名物、手こねずし
すしは、魚をご飯で漬け込んだなれずしとして、奈良時代から存在が知られている。長期保存できる魚食だったが、江戸時代には酢を用いた現在のすしが 登場し、幕末には屋台で食べるファストフードとしてにぎりずしが普及した。すしの素は酢飯が簡単に作れ、具材をふんだんに用いた、ちらしずしができる。ちらしずしはにぎりずしの具材を散らして作ることから命名されたとされ、そのほか地方独自に農産物などを混ぜ込んだものも多い。関西地方のばらずし、カツオを用いた三重県の手こねずしなどは、いずれも明治時代以降に生まれたとみられる。
(日本食糧新聞社『食品産業事典 第九版』(引用箇所の著者:吉岡勇樹 ))