二幸、サンタ「冬のカレー」季節限定で発売

缶詰 1996.10.28 8116号 6面

来年7月7日に創業七〇周年を迎える(株)二幸(東京都中央区、03・3534・6541、鈴木悟郎社長)は22日、業界専門新聞社を千葉県船橋市の京葉食品コンビナート内にある船橋工場に招き、工場見学とサンタ・レトルトビーフカレーの新製品の発表を行った。同社からは、販売事業部・三井久泰理事や船橋工場・藤井満男工場長らが出席した。

新製品は、季節感を取り入れたヘルシービーフカレー「サンタ・冬のカレー」(写真)で、12月1日から平成9年2月末まで、季節限定で全国発売、カレーの最需要期にプラスアルファの“旬の話題”を提供、販売店の売上げに貢献する意向である。

冬至にカボチャを食べる習慣にちなんで、“えびすカボチャ”を使用し、サンタ印のビーフカレー“ホクホクかぼちゃ&スパイシービーフカレー”をレトルトパウチで発売するもの。

同品は、中辛・一人前二〇〇gで、小売価格二三〇円、賞味期限二ヵ年。一ケースは二〇〇g×一〇×二。ケースにはポップ、アイキャッチを入れて拡販を図る。

ターゲットは、一〇代のヤングから三〇代までと幅広い。発売元は、三井物産(株)食料本部食品部(東京都千代田区、03・3285・6043)で、販売は食品専門店、スーパー、CVSからの展開となる。

販売計画は、四万ケース目標で、同社でのレトルト食品製造量の約一割を目指す。

また、年明けには、夏の需要期に向け、コーン入りの辛口ビーフカレー「サンタ・夏のカレー」(一人前・二〇〇g)をレトルトパウチで、夏季限定で発売、夏の需要を盛り立てる。

「季節限定では、夏・冬をシーズン限定で商品を供給、小袋での一割アップを目指し、サンタのファンを広げて、近未来にはレトルト食品全体で、五〇万ケースに到達したい」(販売事業部缶詰部・谷沢忠吉部長)。

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