三井物産がフィリピンで穀物サイロ事業、食品コンビナートも造成
三井物産(株)(東京都千代田区、03・3285・5767)は、フィリピンで穀物サイロ事業に乗り出す。今年始めに、同国大手物流会社「ASIAN TERMINALS INC(略称ATI)」と業務提携し、物産から非常勤役員一名を派遣した。ATIは昨年、マニラ湾先端のマリベラスにアジア最大級の穀物サイロ(収容能力一六万t)を建設、今年1月から稼働を開始している。物産はフィリピン国内への販売を行うほか、急増するアジアの穀物需要に対応し、ここを拠点とした周辺各国への穀物輸出を行っていく。