長野・山梨地区夏季特集

長野・山梨地区夏季特集:信州そば・麺=変化に対応、需要基盤立て直す

小麦加工 2019.08.21 11927号 09面
キク科の多年草「オヤマボクチ」をつなぎに使った富倉系の信州そば

キク科の多年草「オヤマボクチ」をつなぎに使った富倉系の信州そば

 長野県の食を代表する「信州そば」。そのブランド力は全国に轟く。明治時代に長野市で誕生した乾麺、乾そばの製造量も、同県のシェアは全国の約40%を占め、製品分野でも県の食品産業をけん引している。ただ、08年は約2万tあった乾そばの年間製造量は現在、1万4000t前後まで縮小。「夏場は、乾麺をゆでるのすら敬遠する」(メーカー)ような調理離れ、消費環境の変化に、需要基盤の立て直しを迫られている。

 ■おびな

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