2月17日。今日は千切り大根の日
2月17日はこだま食品株式会社が制定した千切り大根の日。千切り大根は2月に生産の最盛期を迎える。日付は千を「二」と「1」に分解し、「切」の時の「七」を合わせた日としている。 千切り大根は切干大根と呼ばれる地域もある。
熱風乾燥機で生産されるようになった切干大根
わが国で本格的な乾燥装置が登場するのは戦後になって、穀類の乾燥機が開発されてからといわれる。平型(箱型)乾燥機は当初、籾(もみ)の乾燥用に開発された常温通風のものが、天候に左右されないように熱風発生装置を取りつけ、現在のような構造へと変化していった。やがて籾以外の野菜類の乾燥に用いられるようになり、鉄からステンレスへと食品を加工するに相応しい材質や構造へと変化していった。天日干しに頼っていた茶、シイタケ、ワサビ、梅 干、切干大根、わかめなどは、熱風乾燥機を使用して工業的に生産されるようになった。
(日本食糧新聞社『食品産業事典 第九版』(引用箇所の著者:天野実業株式会社 畠中和久))