健康を気遣う消費者が揚げ物をあきらめなくてもよい糖質カットの製品が増えている
21年のパン粉市場は前年の家庭用伸長の反動はあったが、トータルではほぼ前年並みで着地したもようだ。巣ごもり特需が消失し、家庭用を中心に苦戦を強いられたが、年末からは市場が安定し、現在まで売上げが前年を上回って推移しているメーカーもある。主原料の小麦価格の上昇やその他コストが増える中、再値上げの動きが出ている。(三井伶子)
●糖質カット製品が増加
21年のパン粉生産量は家庭用が前年比3.1%減の1万9101t、業務用が同3.0%増の3万3763tとなった。家庭用は巣ごも