なめ茸・山菜加工特集
「ご飯のお供」の定番、なめ茸。醤油ベースで甘みのあるポピュラーな和風の味付け、瓶詰製品ならではの高い保存性、一般的な普及品タイプで1瓶100円前後の買い求めやすい価格帯などを武器に、およそ半世紀にわたって家庭の食卓を中心に親しまれている。一方で、その主戦場では食の多様化を背景に「ご飯離れ」が進み、なめ茸需要も並行して縮小傾向だ。長引くコロナ禍で当初は“巣ごもり消費”をとらえた特需も半年を待たずに収束するなど、需要基盤の弱体化は鮮明の度合いを増している。(長野支局長=西澤貴寛)
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◆なめ茸・山菜加工特集:新規ユーザー開拓で低迷打破 プラ容器定着進む
漬物・佃煮 特集 2022.11.28「ご飯のお供」の定番、なめ茸。醤油ベースで甘みのあるポピュラーな和風の味付け、瓶詰製品ならではの高い保存性、一般的な普及品タイプで1瓶100円前後の買い求めやすい価格帯などを武器に、およそ半世紀にわたって家庭の食卓を中心に親しまれている。一方で、その…続きを読む
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なめ茸・山菜加工特集:狙うべき若年獲得 「ボトル」の利便性に支持
漬物・佃煮 特集 2022.11.2814年秋から、プラスチック製のソフトボトル容器に入った「なめ茸ボトル入り」を展開するナガノトマト。家庭用は現在、レギュラー(30g減塩)タイプと「明太子」「梅じそ」の3フレーバーを270g、210gで展開する。「『ボトル入り』の購買者を見ると、20~…続きを読む
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なめ茸・山菜加工特集:テーブルランド 収益性の向上が最優先
漬物・佃煮 特集 2022.11.28なめ茸市場でトップシェアを誇るテーブルランド。4~9月期のカテゴリー売上げは前年同期を4%下回った。 「“巣ごもり需要”の反動減から回復する前の6月に、製造原価の上昇でやむを得ず商品の値上げを行ったが、結果的に販売数量が落ちた」(同社) ラインア…続きを読む
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なめ茸・山菜加工特集:ナガノトマト 米飯周り追従で堅調に
漬物・佃煮 特集 2022.11.28ナガノトマトの4~10月期なめ茸販売量は、前年同期を2%上回った。販売強化に取り組む「なめ茸ボトル入り」シリーズは210gタイプが5%、270gが9%とそれぞれ伸長。瓶詰の「特選なめ茸茶漬」「特選なめ茸うす塩味」も5%増と、好調に推移。 同社は「食…続きを読む
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なめ茸・山菜加工特集:信濃産業 値上げ浸透に全力注ぐ
漬物・佃煮 特集 2022.11.28国内最大のエノキ茸産地、中野市が拠点の信濃産業。 今上半期のなめ茸カテゴリー業績は、前年実績からほぼ横ばいだった。 後半戦は、7月に行った値上げの浸透に向けて、全力を注ぐ構えだ。 「進み具合は鈍いが、年末までを目安に徹底を図りたい」と望月誠一社…続きを読む
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なめ茸・山菜加工特集:なめ茸製造動向=21年度製造量は9.5%減
漬物・佃煮 特集 2022.11.28●巣ごもり需要反動減引きずる なめ茸の主要メーカーは、主原料であるエノキ茸の生産量で全国トップの長野県に集中しており、それら各社が占めるカテゴリーの市場シェアは90%を上回っている。 長野県缶詰協会がまとめた21年4月~22年3月期のなめ茸製造量…続きを読む