業界初のコメ生産者によるパックご飯工場として21年、秋田県の大潟村に本格稼働開始したジャパンパックライス秋田。すでに月産300万食を24時間フル生産となり、来年4月の完成をめどに、隣の男鹿市の廃校舎を活用した新工場を建設している。年間生産量は、大型工…続きを読む
越後製菓の米飯部門は昨年度から引き続き、需要に対して供給が追い付かない状況が続いている。今夏のコメ品薄も拍車を掛けている。そのため、今期も新商品の発売はなく、ライン稼働率向上による供給増を目指していく考え。 なお、商品別では引き続き「日本のごはん」…続きを読む
アイリスオーヤマグループで食品事業を担うアイリスフーズは、生産の国内回帰を進める中で事業強化を進めており、パックご飯は飲料水に並ぶ柱の商品群となっている。食品事業初の西日本生産拠点として7月、佐賀県に鳥栖工場を竣工。パックご飯と炭酸水の生産を開始した…続きを読む
神明グループでパックご飯を展開するウーケは、パックご飯の需要拡大に伴い、フル生産状態が続いている。そこで26年の本格稼働をめどに約60億円を投じて第4期工場を建設中で、完成後は生産能力が現行の1億2000万食から1億6000万食となり、約3割増強され…続きを読む
東洋水産の包装米飯が好調だ。4~7月の売れ行きは数量ベース、金額ベースともに前年を上回っている。無菌包装米飯とレトルト包装米飯とも順調に推移しているためだ。特に無菌米飯は、昨今のコメ不足による需要の高まりに加え、自然災害に伴う備蓄食の一環としてのニー…続きを読む
テーブルマークの23年度(1~12月)パックご飯販売実績は、アイテム数の整理などを計画的に進めたため、1割強の減少だった。今年1~6月も1桁後半の減少で推移したが、下期以降は配荷率や回転数が戻ってきた。さらに自然災害の備えやコメ品薄の影響で、8月に需…続きを読む
業界トップのサトウ食品は今秋、人気の「北海道産ゆめぴりか」をデザインリニューアルする。近年、全国的に認知度が上昇している低アミロースのブランド米で「サトウのごはん」シリーズの中でも年々売上げが伸長している商品。リニューアルを機に、さらなる飛躍に期待し…続きを読む
24年の大きなトピックはコメ不足の問題。前年の不作もあり関係者は早々に危惧していたが、8月の南海トラフ地震臨時情報や台風などの影響により消費者レベルで表面化。東京や大阪など、都市部の店頭からコメが消える騒動となった。代替品としてコメ売場にパックご飯が…続きを読む
無菌包装米飯に一部レトルト殺菌しているレトルト米飯(おかゆ含む)を合わせたパックご飯は、年々生産量が増加している。23年も食品需給研究センター調べで前年比約1.9%増の25万0367tと過去最高を記録した。しかし、その内訳はこれまでとは異なる。市場の…続きを読む
「パックご飯」と呼ばれる無菌包装米飯市場は、22年まで12年連続で拡大を続け生産量も過去最高を更新してきたが、23年は微減となった。とはいえ生産量20万tの大台を維持するなど高止まりの状態が続き、各メーカーはいまだに生産ラインをフル稼働させている。微…続きを読む