はごろもフーズの缶詰・レトルト主体の家庭用製品は今期4~6月期、値上げの影響から販売数量は減少したが、主力のツナ類は売上高が前年比3.2%増と伸長した。特に使い勝手の良さから、パウチタイプ「シーチキン Smile」の売上げが拡大。昨年発売したブリ使用…続きを読む
ニッスイの缶・瓶詰事業は今期、4~6月期累計の売上高が前年比微減で推移した。うち主力の青魚缶が不漁・魚価高騰や資材価格の上昇などで苦戦。瓶詰は柱の「焼さけあらほぐし」が堅調で、金額・数量とも前年を上回った。今後、缶・瓶詰にレトルトも含め、商品カテゴリ…続きを読む
日本缶詰びん詰レトルト食品協会の23年レトルト食品生産数量によると、レトルト食品は3年連続の減少となった。合計内容重量は前年比1.4%減の37万4799t、箱数で5788万箱。レトルトカレーが家庭用製品でレンジ対応の透明パウチ品へのシフトが進んだこと…続きを読む
瓶詰市場は主力のジャムが縮小を続け、海苔佃煮はご飯食回帰で勢いを増している。ジャムは値頃感のある紙カップに需要が移り、瓶以外で使いやすいボトルもヒット。海苔佃煮も弁当用のスティックタイプが好調に推移し、両市場で容器革命の進行も感じられる。 ジャムは…続きを読む
食品缶詰業界(飲料を除く丸缶)は、21年からの値上げラッシュを経て、ようやく厳しい減益のトンネルを抜け、回復軌道に入った。円安や原料事情の悪化などコスト構造の変化に対し、価格転嫁による対応がおおむねではあるが整ったようだ。売上数量の減少という犠牲を伴…続きを読む
缶詰・瓶詰・レトルト食品業界は今期も、厳しい事業環境下に置かれている。円安や原材料・資材価格の高騰、物流コスト増、エネルギー費上昇などを背景に24年も値上げが続いており、10月からも缶詰やレトルトで数社が予定する。一方、消費者の節約志向は根強く、値上…続きを読む
◇地域食品産業貢献賞 日東食品工業は“ニットーリレー”ブランドで全国的に知名度が高い昆布茶メーカー。同社の粉末加工技術は全国でも評価が高い。 同社は、1937(昭和12)年4月に日東食品工業所の商号で、魚粉ふりかけや昆布茶、保存飲料水の製造加工業…続きを読む
◇地域食品産業貢献賞 「『麦』から『食』を創造する企業」を企業ミッションとし、製粉事業を通じて麦の新たな可能性を追求する吉原食糧。うどん文化が根づく香川県坂出市に本社を置く企業として「さぬきうどんを、原料小麦粉の開発・供給と食文化の両面から支え、未…続きを読む
◇地域食品産業貢献賞 もともとはリンゴ農家であったが、戸田有恒社長の祖父・康巳氏が麺に興味を持ち、1948年4月に戸田久商店を創業、干しそばから麺づくりが始まる。岩手県北はコメが取れないため雑穀、そばが栽培されていた。「南部味そば」が発売され、白物…続きを読む
◇地域食品産業貢献賞 杉本食肉産業は、1900年に愛知県名古屋市に精肉店として創業した。当時の日本では、牛肉文化が根付いておらず、「すき焼き」などの牛鍋が主流だった。創業当初、同社は小売業を中心にしていたが、次第にホテル向けの卸売業も拡大した。特に…続きを読む