◆能登の食品業界と復興を考える ◇石川県食品協会・杉野哲也代表理事会長(スギヨ代表取締役社長) 2024年1月に発生した能登半島地震、同年9月に発生した奥能登豪雨によって甚大な被害を受けた能登地域。石川県内の食品関連企業で構成される石川県食品協会…続きを読む
2024年元日に発生した能登半島地震から1年8ヵ月以上が経過し、状況も刻々と変化している。石川県内の自治体が開設し、被災した人を受け入れてきた指定避難所が4月に閉鎖。仮設住宅の建設や自宅の再建が進んだためだ。発災後しばらくは奥能登地域などで断水が続い…続きを読む
永谷園はカップ入りフリーズドライ(FD)惣菜ご飯の「めし粥(がゆ)」を9月から発売し、計画以上の出荷で好スタートを切った。唐揚げなどさまざまな惣菜をおかゆに載せ、カップ完結の主食になる、組み合わせの妙を楽しんでもらう。WebCMなどでプロモーションを…続きを読む
味の素は8月から小容量の3食入り「味の素KKおかゆ」を発売し、シニア層の普段使いに応じる。特別包材でおいしさを長く保ち、軽食の日常食として活用してもらう。全7品の豊富なラインアップはコロナ禍で再評価され、売上げはタンパク質入りを中心に好調。和洋中のレ…続きを読む
丸美屋食品工業は具材入りの無菌「ごはん付き」が再成長している。レトルト米を使ったカップの「スープdeごはん」「雑炊」も好調。高騰するコメの代替需要を得た。8月発売の新たな「カップdeごはん いざ米(まい)る〈麻婆豆腐ごはん〉」はCVS展開も進んで好ス…続きを読む
たいまつ食品の前25年3月期の包装米飯事業は、コロナ禍の仮需から引き続き、災害食需要の高まりや主食用米不足の代替不足などにより需要が一時的に大きく伸び、安定供給に腐心する一年となった。今期は好調のレトルト米飯で生産が追い付かない状態が続いたことから、…続きを読む
大塚食品が3月3日に新発売した「マンナンごはん もち麦・玄米入り」が好調だ。米粒状加工食品「マンナンヒカリ」ブランドの新アイテムとなる同品は1食で白米のご飯の約5倍、2分の1日分の食物繊維が取れるパックご飯として、生活者から支持されている。同社が展開…続きを読む
幸南食糧は、コメ卸とレトルト製法で生産するパックご飯やパックおかゆなど加工食品の2本柱で展開している。加工食品は、玄米や雑穀類入りのパックご飯と、レトルトおかゆ類が売れ筋で、16年12月の事業参入から9年経過し、前期(6月期決算)売上高で前年比30%…続きを読む
コメ生産者によるわが国初のパックご飯メーカーのジャパンパックライス秋田は、秋田県大潟村に生産設備を有し、すでに年間3600万食がフル生産となっている。そこで、隣の男鹿市の廃校舎を活用し、新工場を建設中。本格稼働は10月初旬の予定で、年間約6000万食…続きを読む
越後製菓の米飯部門は、昨年10月に主力だった「日本のごはん」を緊急休売し、商品をリニューアルした。休売は想定を大幅に超える受注に対して供給量が確保できなくなったことによるもの。同社はリニューアルに合わせて工場の稼働率を向上させ、供給能力を増強。売上げ…続きを読む