ヤマキの23年度(23年4月~24年3月)の花かつお、かつおパック、混合削り節の実績は、金額ベースで前年比8%増、数量ベースで同5%増だった。花かつおは数量ベースで同6%増、金額ベースで同12%増、かつおパックは数量ベースで同4%増、金額ベースで同6…続きを読む
23年の花かつお・削り節市場は、価格改定の影響もあって金額ベースでは前年を上回ったが、数量ベースでは落ち込んだ。今期も原料となるカツオ魚価の高値が続き、各社の収益を圧迫している。コロナ禍を経て消費の二極化が進む中、個食・使い切りサイズの商品の好調が続…続きを読む
市販用冷凍米飯市場の4~9月は前年比2~3%増で推移しており、上期は好調だった。特に8月単月はコメ不足の影響で数量・金額とも15%以上前年同期を上回った。9月は落ち着いたものの、代替需要による特需の恩恵があった。下期後半戦は、前年の卵不足からの回復が…続きを読む
食品需給研究センターの冷凍米飯1~8月生産量は、前年比7.7%増の12万9124tと大幅に伸長。特に8月単月は14.4%増となった。保存期間が長いため、生産量=消費量とはいいきれないものの、市場の動きに連動している。 冷凍米飯はチャーハン・ピラフ類…続きを読む
冷凍米飯で、小型かつ高性能を可能にした設備の技術革新により、炊飯事業を展開する米穀業関連企業の間で、新たなビジネスチャンスを求めてこれに導入するケースが増え、各社とも長年の販売ルートやコメ加工のノウハウを生かし、積極的に展開している。特に強みの業務用…続きを読む
ニッスイの冷凍米飯カテゴリー23年度売上げは前年を超えて推移した。24年上期も前期に続いて前年を超え、市場を上回って推移している。 今年は「大きな大きな焼きおにぎり」が35周年を迎え、限定商品など展開し、冷凍米飯事業全体をけん引する。下期は引き続き…続きを読む
在阪有力米穀企業・幸南食糧は、コメ加工品の製造・販売にも乗り出し、順調に売上げ拡大している。そもそも常温のパックご飯やおかゆでスタートした事業だが、最近ではチルドと冷凍も加わり、三温度帯での商品展開が強みだ。中でも昨年1月、設備導入した冷凍米飯では、…続きを読む
冷凍にぎり寿司で、常温でネタと一緒に解凍して、そのまま食べることができる商品が誕生した。JS食品が開発した新技術で、加工工場を東京都江戸川区に設立し7月、稼働開始した。 冷凍米飯技術は進化しているが、常温解凍ではご飯の水分がなくなり、ロウサンプルの…続きを読む
米穀業界では早期(12年)に冷凍米飯事業に参入したミツハシは、シャリ玉やおにぎりなど、炊飯事業の延長で業務用中心に販売していたが、コロナ禍で外食需要が低迷した20年、おにぎりやライスプレートなどを発売し、家庭用にも参入。直近では外食需要の復活もあり、…続きを読む
これまで伸長基調だったベビーフード市場だが、異次元のレベルでの少子化と22年秋からの価格改定がボディーブローのように効いてきた。日本ベビーフード協議会が7月に公表した23年のベビーフード生産統計によると、23年1~12月の1年間で、ベビーフード生産量…続きを読む