◇有力専業卸トップインタビュー 24年から現在にかけて、コメの供給不足と高騰が漬物業界にも影を落としている。東京中央漬物(中漬)の齋藤正久社長は、円安や紛争による資材高騰、物価高も続いて値上げがやまない一年だったと振り返る。「釜めしの素なども売れ行…続きを読む
漬物業界は、国際情勢の深刻化や円安により増大するコスト環境、値上げによる買い控えなど厳しい状況下にある。24年には異常気象によるコメと原料野菜の不足が発生し、供給への影響は現在も続いている。「ご飯のお供」である漬物売場の活性化に向けた新しい価値提案も…続きを読む
食品需給研究センターの「食品生産流通統計」によると、「野菜・果実漬物」の2024年国内生産量は74万0265t、前年比7.7%減だった。食の多様化や物価高による消費減に加え、猛暑・豪雨といった異常気象による原料不足および高騰が影響したとみられる。一部…続きを読む
全日本漬物協同組合連合会(全漬連)によると、2024年の漬物生産量は前年から約6万1700t減少し前年比7.7%減、出荷金額は値上げ効果もあり3615億円と同1.1%減だった。漬物業界では人口減や食の多様化などに起因する消費の低迷、物流費や包装資材と…続きを読む
高岡屋の24年10月期連結業績は、売上高167億円、税引前利益15億3000万円と過去最高の着地となった。今期は大幅な増収、若干の減収見込み。欧米、オセアニアが引き続き好調、トランプ関税の影響を受け米国工場に設備投資予定。今期は連結で初の売上げ200…続きを読む
大森屋は8月18日に、値頃感を訴求した「サクサク職人」を新発売するとともに、「韓国風ぶっかけ海苔」をリニューアル発売する。2品で初年度売上げ5億5000万円を目指す。「サクサク職人」(72枚)は、「バリバリ職人」の調味液の塗布量を調整することでサクフ…続きを読む
ニコニコのりの今期ここまで(2024年10月~25年5月)の海苔製品全体の売上高は前年比8.6%増。うち家庭用NBは同5.6%増で、昨年6月の価格改定により数量ダウンのアイテムが多い中、単価アップで金額は好調に推移している。 家庭用の味付け海苔は同…続きを読む
小善本店の25年4月期は増収減益となった。業務用は海苔が高いこともあって、ユーザーが使用量を減らす動きがみられた。CVSでは海苔を使った新商品がほとんどなく、海苔を使ったおにぎりも減少している。 一方、輸入海苔を使う場面が増加。主力のCVS市場は、…続きを読む
白子の25年3月期単体売上高は前年比10.9%増の140億円となったものの、原価上昇分を賄えず経常損失2億9600万円となった。純利益は5500万円と2期ぶりの黒字となった。 商品群別売上げはギフト部門が前年比1.1%減の22億6000万円、家庭用…続きを読む
海苔業界は不作を背景とした相場高が続き、市場環境は非常に厳しい。「海苔事業の危機」との声も聞かれるほどだ。値上げによる消費者の海苔離れや、業務用でも海苔を使わない場面が増えている。CVSおにぎりなどでは韓国や中国の輸入海苔へのシフトが進んでいる。昨漁…続きを読む