日本酒造組合中央会は、日本の生産地全体を大くくりする地理的表示(GI)の指定に向けた取組みを加速する。5年以上掛けてきたプロジェクトで、国税庁と調整を進めている。生産基準などの項目について全国の全メーカーと合意形成を得る段階に入っており、今夏ごろにか…続きを読む
●看板商品「れんと」、海外向け拡販努める 奄美大島開運酒造の創業は1996年。今年、創業から28年目を迎えた。現在は黒糖焼酎のシェアでトップだが、創業当初は後発組。そこから約10年かけてシェアを拡大した。 看板商品は「れんと」。奄美大島の霊峰「湯…続きを読む
紅乙女酒造では昨年度、売上げは前年比でプラスとなった。10月の価格改定の影響は、年末までの間は小さかった。ただ、年明け以降は少し影響が出始めた。ごま焼酎をピンポイントで購入する層以外が、他社商品に移っている可能性もあるとみている。 同社の特徴として…続きを読む
本坊酒造では、2022年10月に価格改定を実施した。仮需が起きた反動や市場全体が厳しいなかで盛り返せていない。継続して商品価値の発信を意識した営業活動を展開している。業務用は新型コロナウイルス感染症の感染症法上の扱いが5類に移行して、業績が回復傾向に…続きを読む
浜田酒造は市場動向として、麦焼酎が価格改定後の節約志向の高まりなどの影響を受けている印象だという。同社の麦焼酎「隠し蔵」は今年発売30周年を迎えた。これを受け、秋冬に向けては記念キャンペーンを実施予定。現在はプレキャンペーンとして、「ときめき炭酸割り…続きを読む
小正醸造は昨年4月、本部機能を嘉之助事業部がある神之川オフィス(鹿児島県日置市)へ移転した。同社は2021年にウイスキー製造事業を小正嘉之助蒸溜所として分社化。本部機能をこのウイスキー製造拠点の近くに置いた。日置蒸溜蔵も近隣に立地しており、製造現場と…続きを読む
オエノンホールディングス(HD)は24年、情報発信の質を高めて、新たな年齢層への消費者コミュニケーションの充実を図りブランド認知を高めていく。「博多の華」ブランドに引き続き注力し、SNSなどを活用した効果的な消費者キャンペーンを計画する。 本格焼酎…続きを読む
高橋酒造では昨年度、白岳しろキッチンカーを使い熊本、福岡、東京でイベント出店した。「白岳KAORU」のハイボールやレモンサワーを提供するなど、リアル場面での情報発信にも力を入れた。 商品別では、「白岳 KAORU」が関東中心に伸びが大きいという。主…続きを読む
宝酒造の24年3月期(23年4月~24年3月)における本格焼酎の販売数量は、4290kl(前年比8%減)となった。同社独自の、麹まで芋を使用した芋100%を強みとする全量芋焼酎「一刻者」と同「ISAINA(イサイナ)」の2ブランドを軸とする基本戦略を…続きを読む
雲海酒造は、酒類市場動向としてハイボールなどの人気が依然高く、炭酸で割ってある飲み口の軽い商品が好まれているとみている。また、低アルコール分野の拡大も予想しているところだ。 そのような同社が炭酸に合うと打ち出す商品に、「木挽BLUE」「そば雲海(そ…続きを読む