明治乳業（株）（東京都中央区、０３・３２８１・６１１８）は１１月２１日から、ミルクアレルギー疾患用食品「明治のびやか」を全国で新発売した。

同品は、一般の粉ミルクでは牛乳過敏の症状（不機嫌・湿疹・〓吐・下痢）が現われるミルクアレルギーや牛乳タンパク質不耐症、大豆等タンパク質不耐症に適しており、次のような特徴を持っている。

特徴は（１）ミルクアレルギーの抗原性を著しく低減=乳清タンパク質を酵素分解し、オリゴペプチドまで低分子化することにより、乳清タンパク質に含まれる抗原物質（アレルギーの原因となるもの）の抗原性を著しく低減。すでにミルクアレルギーが発症している赤ちゃん用、両親などがアレルギー体質または兄・姉がミルクアレルギーで赤ちゃんにその影響が心配される場合に利用できる（２）栄養価が高い=使用している乳清タンパク質には、必須アミノ酸が豊富に含まれている。またオリゴペブチドは、アミノ酸単体に比較して腸管からの吸収がより効率良く行われる（３）風味が良く、飲みやすい=乳清タンパク質をもとにしたオリゴペプチドを使用しているため、従来のミルクアレルギー用粉ミルクより風味が良くあっさりしている‐‐など。

規格は三五〇缶（小売一三〇〇円、一ケース一二缶）、八五〇ｇ（小売二九八〇円、一ケース八缶）の二種。