気になる薬草:「アロエ」 トゲの葉は医者いらず

1996.03.10 6号 15面

昔から「万病に効く」、「医者いらず」と親しまれてきたアロエ。その生命力の強さから私たちの暮らしの身近な所でも繁殖してきた。ユリ科の多肉性の草木で、気温の高い地中海沿岸やアフリカに自生し約三〇〇種もあるという。日本で多いのはキダチアロエとアロエベラ。その効用は胃腸病や便秘、肝臓病、不眠、頭痛と医者いらずと伝えられる通り幅広い。美しい肌自慢のクレオパトラもアロエの愛用者だったとか。

肌を引き締めたり、水分を保つ効果があることからアロエ入り化粧水をはじめ化粧品ではおなじみであった。が最近はアロエを使った食品が続々と登場してきた。森永乳業の「アロエヨーグルト」(一二〇円)、伊藤園「缶アロエ効果」(一九〇g・一一〇円)、ライオン菓子(株)「おいC‐アロエキャンディー」(一〇粒入り・一〇〇円)など引っ張りダコ。これらの商品はアロエの皮をむいてゼリー質の葉肉部分を使用しているものが多い。もちろん生葉を食べやすい大きさにカットしてそのまま食べたり、おろし汁にして飲むと体内吸収が早く効果を発揮する。

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