関西×熊本なす・トマトのおいしい出会い
夏野菜の王者、なすとトマトがおいしい季節です。関西には京都・奈良に伝統の丸なす、大阪は千両なすの大阪なすに水なす、熊本は大長なすに肥後のでこなす…この地ならではのなすを、関西野菜売り場でご縁の深い熊本産トマトと合わせて、色鮮やかな旬の1品を。
イオンリテール近畿カンパニー 野菜バイヤー・加藤陽介氏
●【北大阪】大阪なす 大阪の千両なすは大きいです!
北大阪エリア担当バイヤー・松岡真美氏
千両なすという品種は全国にありますが、南河内地域の「大阪なす」は、その大ぶりさに関西以外の人は驚きます。皮も実もやわらか。炒めても揚げてもOK。焼きなすにしてめんつゆに浸して冷やして食べるのもおすすめです。
◆ホットプレートで!!鶏肉と旬野菜の炒めカレー
<材料・4人分>
・鶏もも肉……300g
・なす……5個
・たまねぎ……1個
・パプリカ(黄)……2/3個
・オクラ……6本
・さやいんげん……8本
・ミニトマト……8個
A・にんにく(薄切り)……1片分
A・しょうが(薄切り)…1かけ分
B・水……2カップ
B・カレールウ……50g
B・「味の素KK コンソメ」固形タイプ……1個
B・「AJINOMOTO サラダ油」……大さじ1
<作り方>
(1)鶏肉は3cm角に切り、なすは1.5cm幅の輪切りにする。たまねぎはくし形切りにし、パプリカは乱切りにする。オクラ、さやいんげんは長さを半分に切る。
(2)ホットプレートを250℃に温め、油をひき、(1)の鶏肉・なすを入れて両面を焼き、焼き色がついたら、(1)のたまねぎ・パプリカ・オクラ・さやいんげん、Aを加えて炒める。
(3)ホットプレートを170℃に下げ、Bを加えて炒める。カレールウ、「コンソメ」が溶けたら、ミニトマトを加え、200℃に上げて炒め合わせる。
●【南大阪】泉州水なす みずみずしさを味わって
南大阪エリア担当バイヤー・安東政男氏
水が豊富で、ため池が多数点在している大阪泉州地区、岸和田市周辺の特産です。漬物も有名。生でサラダにして食べられるほどみずみずしくやわらかい。汁物では最後に入れて食感を楽しんで。
◆具だくさん夏野菜のうま塩豚汁
<材料・4人分>
・豚バラ肉(薄切り)……150g
・トマト……2個
・グリーンアスパラガス……4本
・なす……1個
・しょうが(せん切り)……1かけ分
・「ほんだし」……大さじ2
・水……4カップ
・「AJINOMOTO ごま油好きのごま油」……大さじ1/2
<作り方>
(1)豚肉、トマトはひと口大に切る。アスパラは4等分の斜め切りにし、なすは1cm幅の短冊切りにする。
(2)鍋にごま油を熱し、(1)の豚肉、しょうがを入れて炒める。肉の色が変わってきたら、「ほんだし」大さじ1、水、(1)のトマト・アスパラ・なすを加える。
(3)煮立ったら、「ほんだし」大さじ1を加えて味を調え、器に盛る。
※お好みでしょうがを飾ってもおいしく召し上がれます。
【東兵庫】肥後のでこなす ボリューム感があり光沢がすばらしい
東兵庫エリア担当バイヤー・本岡恒夫氏
熊本県は昔から長なすの産地として有名。皮がうすく胴回りが短いから加熱しても煮崩れしません。黒っぽくてスラリとしたでこなすは、他の長なすと比べてボリューム感があり艶があって保存もききます。
◆ごちそうラタトゥイユ
<材料・2人分>
・トマト……2個
・なす………1個
・ズッキーニ……1/2本
・パプリカ(黄)……1/2個
・ウインナーソーセージ……3本
A・水……大さじ2
A・「AJINOMOTO オリーブオイル」……大さじ1
A・「味の素KK コンソメ」顆粒タイプ……小さじ2
・バジルの葉……適量
<作り方>
(1)トマト、なす、ズッキーニ、パプリカは大きめのひと口大に切る。ソーセージは長さを半分に切る。
(2)耐熱容器に(1)のトマト・なす・ズッキーニ・パプリカ・ソーセージ、Aを入れてよく混ぜ、ラップをかけて電子レンジ(600W)で10分加熱する。粗熱を取り、冷蔵庫で冷やす。
(3)器に盛り、バジルを添える。
※温かくてもおいしく召し上がれます。
●【西兵庫】熊本大長なす 60cmの長さ!いまが旬
西兵庫エリア担当バイヤー・淺田晃正氏
九州特産の大長なす。熊本産は60cmも。料理の前に、家族にこの長さを見てもらって下さい。太陽をいっぱい浴びて光沢のある鮮やかな濃い紫色に。これから8月初旬までが最盛期です。
◆旬野菜の冷製パスタ
<材料・2人分>
・スパゲッティ……160g
・トマト……1個
・オクラ……4本
・なす……1個
A・「AJINOMOTO オリーブオイル」……大さじ2
A・「ほんだし」……大さじ1・1/2
A・スパゲッティのゆで汁……大さじ1
・梅干し(好みで)……適量
・ちりめんじゃこ(好みで)……適量
・納豆(好みで)……適量
<作り方>
(1)トマトはひと口大に切る。オクラは斜め3等分に切り、なすは斜め薄切りにする。
(2)スパゲッティは塩(分量外)を加えた熱湯で表示時間通りにゆでる。ゆであがる30秒前に(1)のオクラ・なすを加えてゆで、ゆであがったら冷水に取り、ザルにあげて水気をきる。ゆで汁はとっておく。
(3)ボウルにAを入れて混ぜ、(2)のスパゲッティ・オクラ・なす、(1)のトマトを加えてよくあえる。好みで梅干し、ちりめんじゃこ、納豆を添える。
●【京都・滋賀】加茂なす まったりとした食感、甘みも
京都・滋賀エリア担当バイヤー・長尾和明氏
直径12~15cmでまん丸、ずっしりとした重み。光沢のある果皮はやわらかく、肉厚な果肉はかたくしまっていて歯応えが。加熱するとまったりとした食感に。甘みがある味わいも特徴です。
◆なすとトマトとオクラの和風マリネ
<材料・2人分>
・なす……1個
・ミニトマト……6個
・オクラ……5本
A・たまねぎ(みじん切り)……大さじ1
A・「AJINOMOTO オリーブオイル」……大さじ1
A・しょうゆ……大さじ1/2
A・酢……小さじ1
A・「ほんだし」……小さじ1/2
A・砂糖……小さじ1/2
<作り方>
(1)なすは7~8mm幅の輪切りにし、オクラは縦半分に切る。ミニトマトは4等分に切る。
(2)魚焼きグリル(両面)に(1)のなす・オクラを並べ、3分ほどこんがり焼く。
(3)ボウルにAを入れて混ぜ、(2)のなす・オクラ、(1)のミニトマトを加えてマリネする。
●【奈良】大和丸なす 焼いても炊いてもしっかり食感
奈良エリア担当バイヤー・中友彦氏
ツヤのある紫黒の丸形。ヘタには太いとげ。主産地は大和郡山市。大和朝廷時代から栄えた奈良には固有の食文化があり、その中心食材です。肉質はよくしまり煮崩れしにくく、焼いても炊いてもしっかりした食感。
◆~レンジで簡単~丸なすと豚ひき肉のはさみ蒸し
<材料・2人分>
・丸なす……1個
・トマト(小)……1個
・豚ひき肉……200g
A・酒……大さじ2
A・「AJINOMOTO ごま油好きのごま油」……大さじ1/2
A・片栗粉……小さじ1
A・おろししょうが……小さじ1/2
B・「Cook Do」オイスターソース……小さじ2
B・「丸鶏がらスープ」……小さじ2
B・「AJINOMOTOごま油好きのごま油」……小さじ1
B・しょうゆ……小さじ1
・貝割れ菜(好みで)……適量
<作り方>
(1)なすは12等分、トマトは6等分の輪切りにする。ボウルにひき肉、Aを入れ、粘りが出るまでしっかりと混ぜる。12等分にして、なすの大きさに合わせて平たくのばす。
(2)小さめのボウルにBを入れて混ぜ合わせ、ソースをつくる。
(3)耐熱容器に(1)のなす1枚・ひき肉1個・トマト1枚・ひき肉1個・なす1枚の順に重ねてのせる。同様にあと5個つくる。
(4)(2)のソースをかけてラップをし、電子レンジ(600W)で5分加熱する。好みで貝割れ菜を飾る。
・「味の素KK コンソメ」
じっくり煮込んだお肉と香味野菜のコクがギュッと詰まった洋風スープの素です。お好みの肉や野菜と一緒に煮るだけで、いつものスープや煮込み料理などが、一層おいしくなります。
・「ほんだし」
香り、コク・味わい、それぞれに優れた3種のかつお節を使用した、“香り高く一番おいしい”和風だしの素です。さっと入れるだけで、さまざまな和食メニューの味つけを、簡単手軽においしく。
・「Cook Do オイスターソース」
コク深くまろやかな味わいが特長のオイスターソースです。ほどよいトロミで素材になじみやすく、バランスの整った味つけができます。