市冷協、消費者キャンペーン応募減も東京からは増加

 市販冷凍食品の主要卸・メーカーでつくる首都圏市販冷食連絡協議会(市冷協)は9月28日、6~7月にかけて関東圏の量販店舗で実施した「毎日おいしい!冷凍食品」消費者キャンペーンの結果報告を公表した。昨年は新型コロナウイルス拡大の影響を受け10月の1ヵ月間に絞って実施したが、今年は例年通り2ヵ月間の日程で開催。応募者総数は4万0529通。このうち有効総数は3万9666通と19年比2割減少した。

 応募総数では減少が見られたものの、地域別に見ると東京からの応募が19年比6ポイント増と全体の29%を占めた。首都圏の巣ごもり需要拡大が背景にあると分析している。また、今回の特徴としては、応募者の30代以降女性が19年比でわずかに減少。月に購入する容量としては、子どもが多い30、40代で約20袋を購入する割合が増加した。さらに約40袋以上購入する人は、間食やおつまみとして消費した割合が増加し、家飲み需要を喚起した。

 今回、初めての試みとして特別サイト「いろいろ伝えたい。冷凍食品!」も開設した。賛助会員各社のホームページにある市販冷食のコンテンツだけを一堂に集めたランディングページとなっており、期間中の訪問ユーザーは1060人で、ページビュー数は1836回となった。(藤村顕太朗)

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