忘れられぬ味・令和編(6)日本食研ホールディングス・大沢一彦代表取締役会長 「ハム・ソーセージ」

総合 連載 2023.08.25 12631号 03面

 私は1959(昭和34)年に東京農業大学に入学し上京した。愛媛県今治市の農家の7代目で田舎育ちの人間にとって、東京で目にする物のほとんどが素晴らしく、初めて目にする物も多かった。それは食についても同じで、生まれて初めて口にする物も多かった。
 大学は畜産学科でハム・ソーセージの勉強をしたかったが、本格的な畜肉ハム・ソーセージというものは食べたことがなかった。そこで勉強のためウインナーソーセージを買って食べてみることにした。
 

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