乾物・海産物・豆類特集2024
乾物・海産物・豆類特集:花かつお・削り節 使い切りや差別化商品好調
23年の花かつお・削り節市場は、価格改定の影響もあって金額ベースでは前年を上回ったが、数量ベースでは落ち込んだ。今期も原料となるカツオ魚価の高値が続き、各社の収益を圧迫している。コロナ禍を経て消費の二極化が進む中、個食・使い切りサイズの商品の好調が続く一方、付加価値型の差別化商品の売上げを伸ばす企業もある。
長らく大きな動きのなかった市場だが、コロナ禍を契機に変化がみられる。生活者が100~200円台前半の値頃感のある商品を購入する傾向が続いている