希少化が続く北海道産昆布。羅臼・日高・利尻などブランド力にも優れ、必須の素材だ
全道の漁業協同組合で構成される北海道漁業協同組合連合会(北海道ぎょれん)による21年の道産昆布の生産量(供給量)は令和になってから、過去最低水準が長く続く。21年も過去最低となった20年度から増加基調に持ち込めず、1万2816tと最低で推移。3年連続で1万3000tを割る事態となっており、極めて希少化している。
道産昆布は国内生産量の大半を占めるが、海水温上昇や出漁回数の減少、高齢化・後継者問題、異常気象の常態化(天候不順)などが影響し、厳しい環境