長野・山梨地区新春特集

長野・山梨地区新春特集:地域卸=機能磨き新成長軸確立へ

卸・商社 2021.01.13 12170号 09面
食品関連の展示商談会がほとんど中止となる中、伊勢喜は10月に伊那市で「グランドフェア」を開催。「プチ忘年会」向け商材などを集めた「コロナ対策」ブースが関心を集めた

食品関連の展示商談会がほとんど中止となる中、伊勢喜は10月に伊那市で「グランドフェア」を開催。「プチ忘年会」向け商材などを集めた「コロナ対策」ブースが関心を集めた

 ともに観光立県を掲げる長野、山梨両県の中間流通業にとって、コロナ禍のダメージは業務用関連を中心に深刻さを増している。昨夏から始まった国の「GoToトラベルキャンペーン」で、「ほぼゼロベース」(関係者)だった観光需要が上向いたものの、昨年末からの全国一斉停止で重苦しい新年のスタートを迎えた。
 量販など一般市場向けの業績は、内食化の拡大で順調に推移するが、川下と同調したナショナル卸らとの競合が激化している。
 人口減少などで足元

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    総合

     新型コロナウイルスの猛威が続く中で明けた2021年。長野、山梨両県の食品業界も、柱の観光需要や業務用関連を中心に深刻なダメージを背負ったまま、厳しい船出となった。本紙が行った域内食品業界へのアンケート調査で、今年の抱負 […]

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