長野・山梨地区新春特集

長野・山梨地区新春特集:農産加工=新たな商品・販路へ「脱却」「進化」

スプレッド 特集 2021.01.13 12170号 10面
観光・土産需要の停滞で余剰傾向が強まる長野県産わさび。地元メーカーは地域活性化に向けて買い支えていく姿勢だ=安曇野市のわさび田

観光・土産需要の停滞で余剰傾向が強まる長野県産わさび。地元メーカーは地域活性化に向けて買い支えていく姿勢だ=安曇野市のわさび田

瓶詰が定番のなめ茸はボトルタイプなどの登場でメニュー拡大への提案が進む

瓶詰が定番のなめ茸はボトルタイプなどの登場でメニュー拡大への提案が進む

機能性訴求などで需要の底上げが進むこうや豆腐。昨年から11月3日が「高野豆腐の日」に制定された

機能性訴求などで需要の底上げが進むこうや豆腐。昨年から11月3日が「高野豆腐の日」に制定された

 リンゴや桃、ブドウ、トマト、レタス、わさびなど、全国生産量のトップ3を占める果実・野菜が数多い甲信エリア。多彩な農産物を原料とした加工食品製造業は、地域の食品産業を黎明期からリードしている。
 コロナ禍に揺らいだ20年は、外出自粛に伴う内食化が進み、製造各社の業績は家庭用と業務用で明暗が分かれた。特に、地域経済で大きなウエートを占める観光需要の大幅な縮小で土産品などの売れ行きが停滞し、苦戦の一要因となっている。
 足元では原材

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