荒波の70年(6)日本捕鯨協会 戦後復興支えた鯨肉 地球規模の貢献可能も

生鮮食品 連載 2016.02.24 11318号 13面
山村和夫会長

山村和夫会長

 古来、日本で食されてきた鯨(くじら)肉は、戦後の復興への活力として、そして高度経済成長を推し進めた国民食として、日本人の食卓を支えてきた。近年はさまざまな含有する栄養成分の機能性が明らかになり、新たな健康食材としての注目も浴びる。しかし、商業捕鯨の停止後続けられてきた調査捕鯨は一昨年に禁止。鯨をめぐる状況は大きな転換期を迎えている。そうした中、将来訪れる可能性のある地球規模での食料危機に対して、持続的な資源管理の観点から貢献する可能性も秘める捕鯨に関わる歴史と展望について、

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