日本向けのからし原料となるからし種子は主としてカナダから輸入されている。過去にも大きく原料価格が動いた時期があったが、20年以降特に大きな動きがあった。21年のカナダ産からし種子が大干ばつにより収穫量が激減したことだ。これに22年2月のロシアがウクラ…続きを読む
美ノ久の今期(24年10月期)は、新たな設備の拡充によってさらにPB・OEMなど大口案件の受注が増えるとともに、原料高騰に伴う値上げ効果もあり、売上げは堅調に推移している。特に納豆添付用などの市販商品向けが業績をけん引している。 OEMの仕事が広が…続きを読む
業務用のからし・マスタード市場は、納豆を中心とする小袋市場が堅調な推移を続けていることに加え、コロナ禍からの回復やインバウンド需要による外食市場の活性化で多くのメーカーが数量、金額ともに伸長している。一部のメーカーからはコロナ禍以前の19年度の売上高…続きを読む
からし・マスタードのこの8月までの家庭用市場は全体で金額ベースでは前年比7.0%増と各メーカーの価格改定効果などで伸長した。しかし、数量ベースでは前年水準に届いておらず、本格的な回復基調とはいえない状況だ。家庭用市場の内訳は練りからしが金額ベースで同…続きを読む
からし・洋風マスタードの市場は、家庭用は価格改定などの効果で堅調に推移した。業務用は外食産業の回復やインバウンド需要の増加で数量、金額ともに伸長した。ここ数年の市場は家庭用、業務用ともに洋風マスタードがけん引している。特にこれまで伸長してきた粒入りマ…続きを読む
「冷凍冷蔵倉庫業界の2030年問題」「物流の2024年問題」など、多くの課題を抱える冷凍冷蔵倉庫業界に、革新が起ころうとしている。コンサルティング型デベロッパーの霞ヶ関キャピタルは、物流事業進出からわずか3年ほどで全国に18ヵ所の冷凍冷蔵倉庫の開発を…続きを読む
ニチレイフーズ、イトーヨーカ堂、TOPPAN、アミタの4社は、冷凍食品包装(フィルム)の店頭回収を行い、回収したプラスチックをクリップなどの樹脂加工品にリサイクルするための実証実験を29日からイトーヨーカドー大森店(東京都大田区)で開始する。(山本大…続きを読む
主要なGMSとSM企業の25年2月期中間(24年3~8月)決算は24社中18社が営業減益で、うち5社が営業赤字を計上した。23社が増収を確保したものの、粗利益率の低下で賃上げなど人件費の上昇を含む販管費増を吸収できなかった。中間決算の段階で上期の業績…続きを読む
総務省が18日に公表した9月の食料消費者物価指数(相場変動の大きい生鮮食品を除く/20年=100)は117.8となり、前年同月比で3.1%上昇した。10大費目の中では光熱・水道(8.8%上昇)、家具・家事用品(4.8%上昇)、教養・娯楽(4.3%上昇…続きを読む
J-オイルミルズは今秋、非可食植物のテリハボクの種子からSAF(持続可能な航空燃料成分)を含む油の生成に成功した。22年から採択されている新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の公募事業「バイオジェット燃料生産技術開発事業・実証を通じたサプラ…続きを読む