乾物・海産物・豆類特集

乾物・海産物・豆類特集:海苔 暖冬響き減産懸念 スナック需要の喚起を

水産加工 2019.12.18 11986号 05面

 海苔市場は今期も、暖冬による国内生産の不作が懸念される。前年は半世紀ぶりの減産量となる約63億枚(前年比16%減)。今年も12月まで全国的に温かく、高水温が悪影響を与える、去年の二の舞を演じないか予断を許さない。市場はCVSおむすびを筆頭にした業務用中心だが、家庭用が前年伸ばした反動減に陥ったまま。品質本位の底堅い消費は得られているだけに、新規・上乗せとなるスナック需要のさらなる喚起が求められる。
 国産海苔は9月下旬から育苗が始まり、生産者による共

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