様変わりするカラオケボックス 「ラ・ドルチェ」食事のプライベートエリア
「ラ・ドルチェ」はイタリアンレストランを標榜するユニークなカラオケボックス(一面写真)。ハイグレードメニュー(カラオケボックスにしては)のラインアップで収益性を飛躍的に高めた新業態である。
“個室の食卓”を求めるグループ層の支持が高く、脱カラオケ依存の先べんとして脚光を浴びている。
同店を手掛けるのは店舗設計、施工の(株)スパイド。「業界のディスカウント競争激化で利益確保は飲食で補わなければならない状況」(佐竹秀史取締役飲食事業部長)というのがレストラン展開の背景だ。イタリアンシェフを引き抜き、ホールスタッフの料理知識、サービスマナー研修後、昨年10月にオープンした。
現在の客単価は三一〇〇円、飲食の売上げ構成比は六割に迫る勢いで、利益率構成比ではそれ以上に貢献している模様である。
イタリアンアイテムはピザ、パスタをはじめ計六〇種。なんとワインはオリジナルラベルのPB(プライベートブランド)だ。人気は日替わりのディナーコース。グラスワイン、サラダ、ピザかパスタ、ドルチェがセットで二〇〇〇円、しかも午後8時までは歌い放題というプランである。
「歌の必要性は永遠であるが“必要”の形が変わり始めている。ボックスをプライベートエリアとして活用するユーザーが増えており、食事と会話だけ楽しんでマイクに手つかずのグループも多い」という佐竹氏。カラオケと飲食店の複合化をさらに追求する意向。
■「ラ・ドルチェ」=東京都港区新橋三‐五‐一一、03・3580・8004、午後5時~午前0時(金曜午前5時)日曜・祭日定休














