各地の名物焼肉店・繁盛店:大将軍

1999.08.02 184号 16面

京都阪急線大宮駅前にある大型直営レジャービルの二、三階を占める焼肉レストラン「大将軍」。地元京都っ子で知らない人はいない四〇年の歴史と風格を持つ老舗だ。

二階の入り口を入るとホテル並みのマナーの良い従業員がすぐ出迎えてくれる。一二三席の広さを持つゴージャスで落ち着いたレストランスタイルとなっている。三階は高級懐石風の座敷席で九〇席。ランチ時には合計二一三席の広さを常に満員にする。

かの有名な食道園で修業を積んだ料理人がつくる料理は評判も高く、特に「純手打ち冷麺」(七三〇円)は大人気。これを目当てに全国各地からやってくるほどだ。

また、ロース、カルビ、ミノ、(ビビンバまたはライス)ナムル、ミニサラダにワカメスープに漬け物の「ぜいたくランチ」(一四六〇円)は人気で列ができるくらい。食材原価を約四〇%投入して値打ち感をアピールしている。さらに酒類はビール、日本酒のラインアップに大韓民国を代表する焼酎、眞露(七〇〇円)を導入、差別化商品としている。

後藤卓弘営業部長は「当社のたれは自慢できる醤油だれ。質の良い素材の良さを十分に生かすのはこれが一番。ただし安価な肉を提供する場合にはたれを濃いめにした方がいいかもしれないが」と話す。トータル客単価二八〇〇円、月商三〇〇〇万円を確保する。

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