焼き肉特集:大転換期控えた焼き肉市場、はたして完全復活か?
◆店舗数1万8000店に大幅な減少
わが国で、BSE(狂牛病)に感染された牛が発見されたのが平成13年の9月。あれから約二年を迎えようとしている。一見、復興したかに見える焼き肉業界であるが、今後数年のことを考えると予断を許さない。
平成8年、全国で約二万五〇〇〇店あったといわれる店舗数は、現在一万八〇〇〇店にまで減少したが、これは何もBSE騒動の影響だけではない。バブル経済崩壊後、低価格チェーンの台頭とともに到来した焼き肉バブルにおいて、増加した店舗数が市場を飽和。BSE騒動もあいまった客数減によって、経営に影響をきたしたのが真の原因である。
◆すでにBSE騒動時を上回る売上げ
「焼き肉ブーム絶頂でのBSE騒動。焼き肉店経営を甘く見ていた異業種からの新規参入組が打撃を受けた」というのが業界一致の見方だ。
そして、このほど全国焼肉協会は「売上げがBSE騒動以前を上回った」と完全復活を宣言した。一難去って牛肉の潜在ニーズが爆発。風評被害を糧にさらなる勢いを取り戻そうとしている。
新たな局面を迎えている焼き肉市場の動向を追った。
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