本格焼酎特集2024
日本酒造組合中央会がまとめた23年(1~12月)の本格焼酎課税移出数量は、35万5370klとなり前年の37万6983klと比べ5.7%減だった。原料別でみると芋が15万4434kl(構成比43.5%)で前年比6.5%減。麦は15万3416kl(同43.2%)で同6.2%減。コメは2万9690kl(同8.4%)で同0.7%減。そばは6157kl(同1.7%)で同7.2%減、その他(ごま・黒糖など)は1万1214kl(同3.2%)で同0.5%減となる。(大屋良太)
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◆本格焼酎特集:カクテル用途拡大への挑戦続く 主力ブランド、新たな飲み方提案…
酒類 2024.05.10日本酒造組合中央会がまとめた23年(1~12月)の本格焼酎課税移出数量は、35万5370klとなり前年の37万6983klと比べ5.7%減だった。原料別でみると芋が15万4434kl(構成比43.5%)で前年比6.5%減。麦は15万3416kl(同4…続きを読む
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本格焼酎特集:芋=課題対応へ模索続く
酒類 2024.05.10構成比が最も高い芋製焼酎の23年課税移出数量は、15万4434kl(構成比43.5%)で前年の16万5230klに比べて6.5%減となった。シェアの高い県別で見ると、宮崎県が8万9936kl、前年比10.3%減、鹿児島県が6万0559kl、同1.0%…続きを読む
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本格焼酎特集:麦=23年は新商品相次ぐ
酒類 2024.05.10麦製焼酎の23年実績は15万3416kl(構成比43.2%)だった。前年の16万3488klに比べて6.2%減。主産地では大分県が7万9963kl、前年比6.1%減、福岡県が2万9925kl、同8.8%減となった。特に福岡県では減少傾向が顕著だ。 …続きを読む
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本格焼酎特集:コメ=原料の構成比高まる
酒類 2024.05.10コメ製焼酎の23年課税移出数量は2万9690kl(構成比8.4%)。前年の2万9897klと比べて0.7%減となった。最大産地である熊本では、1万0209klで前年比0.5%減だった。コメ製焼酎での大きな変化は、焼酎原料全体に占める構成比だ。構成比は…続きを読む
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本格焼酎特集:そば=そば屋と連携も一手
酒類 2024.05.10そば製焼酎の23年実績は、6157kl(構成比1.7%)で前年比7.2%減となった。主産地別で見ると宮崎県が前年比5.1%減の4394kl、福岡県で同13.1%減の1519klだった。宮崎県で減少率がやや改善された一方、福岡県では減少幅が大きくなった…続きを読む
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本格焼酎特集:その他=競合の少なさ武器に
酒類 2024.05.10酒かすのほかごま・黒糖といったその他の原料で造られる本格焼酎は、23年実績で前年の1万1737klに比べ0.5%減の1万1673kl(構成比3.3%)となった。減少幅は小さく、ほぼ前年並みで着地している。 その他分野で一定の存在感を放つのが、ごま焼…続きを読む
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本格焼酎特集:霧島酒造 芋原料以外の新商品も
酒類 2024.05.10霧島酒造は昨年9月、「サツマイモ基腐病」の抜本的な対策として、「霧島さつまいも種苗生産センター『イモテラス』」を稼働させた。生産農家のへ病害発生リスクの少ない健全なサツマイモ苗を供給する足掛かりと位置付ける。昨年10月にはポット苗(親苗)の供給を開始…続きを読む
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本格焼酎特集:薩摩酒造 銘柄別の飲み方を提案
酒類 2024.05.10薩摩酒造は、市場全体として依然厳しい状況にあるとみている。一方、価格競争やコモディティ化から抜け出そうとする動きがみえる。そう感じている。昨年は、価格改定による仮需の影響もあり、需要の実態が見えにくかったという。また、サツマイモ基腐病による原料調達の…続きを読む
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本格焼酎特集:三和酒類 緑茶ハイ「いい茶こ」訴求
酒類 2024.05.10三和酒類は、2022年秋に各社で芋焼酎の価格改定があったこともあってか、2022年夏場は同社商品の実績が堅調だった。新型コロナウイルス感染症の感染症法上の扱いの5類移行後は、業務用需要もコロナ禍前とはいわないまでも復活。ただ22年実績の影響もあり、昨…続きを読む
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本格焼酎特集:雲海酒造 そば焼酎のアイテム数増やす
酒類 2024.05.10雲海酒造は、酒類市場動向としてハイボールなどの人気が依然高く、炭酸で割ってある飲み口の軽い商品が好まれているとみている。また、低アルコール分野の拡大も予想しているところだ。 そのような同社が炭酸に合うと打ち出す商品に、「木挽BLUE」「そば雲海(そ…続きを読む
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本格焼酎特集:宝酒造 「一刻者」「ISAINA」2ブランド軸に
酒類 2024.05.10宝酒造の24年3月期(23年4月~24年3月)における本格焼酎の販売数量は、4290kl(前年比8%減)となった。同社独自の、麹まで芋を使用した芋100%を強みとする全量芋焼酎「一刻者」と同「ISAINA(イサイナ)」の2ブランドを軸とする基本戦略を…続きを読む
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本格焼酎特集:高橋酒造 「白岳KAORU」大きな伸び
酒類 2024.05.10高橋酒造では昨年度、白岳しろキッチンカーを使い熊本、福岡、東京でイベント出店した。「白岳KAORU」のハイボールやレモンサワーを提供するなど、リアル場面での情報発信にも力を入れた。 商品別では、「白岳 KAORU」が関東中心に伸びが大きいという。主…続きを読む
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本格焼酎特集:オエノンホールディングス ブランド認知を高める
酒類 2024.05.10オエノンホールディングス(HD)は24年、情報発信の質を高めて、新たな年齢層への消費者コミュニケーションの充実を図りブランド認知を高めていく。「博多の華」ブランドに引き続き注力し、SNSなどを活用した効果的な消費者キャンペーンを計画する。 本格焼酎…続きを読む
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本格焼酎特集:小正醸造 「メローコヅル」存在感を発揮
酒類 2024.05.10小正醸造は昨年4月、本部機能を嘉之助事業部がある神之川オフィス(鹿児島県日置市)へ移転した。同社は2021年にウイスキー製造事業を小正嘉之助蒸溜所として分社化。本部機能をこのウイスキー製造拠点の近くに置いた。日置蒸溜蔵も近隣に立地しており、製造現場と…続きを読む
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本格焼酎特集:浜田酒造 「隠し蔵」30周年で販促
酒類 2024.05.10浜田酒造は市場動向として、麦焼酎が価格改定後の節約志向の高まりなどの影響を受けている印象だという。同社の麦焼酎「隠し蔵」は今年発売30周年を迎えた。これを受け、秋冬に向けては記念キャンペーンを実施予定。現在はプレキャンペーンとして、「ときめき炭酸割り…続きを読む
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本格焼酎特集:本坊酒造 地域に根差し資源活用
酒類 2024.05.10本坊酒造では、2022年10月に価格改定を実施した。仮需が起きた反動や市場全体が厳しいなかで盛り返せていない。継続して商品価値の発信を意識した営業活動を展開している。業務用は新型コロナウイルス感染症の感染症法上の扱いが5類に移行して、業績が回復傾向に…続きを読む
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本格焼酎特集:紅乙女酒造 樽貯蔵商品の価値発信
酒類 2024.05.10紅乙女酒造では昨年度、売上げは前年比でプラスとなった。10月の価格改定の影響は、年末までの間は小さかった。ただ、年明け以降は少し影響が出始めた。ごま焼酎をピンポイントで購入する層以外が、他社商品に移っている可能性もあるとみている。 同社の特徴として…続きを読む
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本格焼酎特集:奄美大島開運酒造 黒糖焼酎シェアトップ
酒類 2024.05.10●看板商品「れんと」、海外向け拡販努める 奄美大島開運酒造の創業は1996年。今年、創業から28年目を迎えた。現在は黒糖焼酎のシェアでトップだが、創業当初は後発組。そこから約10年かけてシェアを拡大した。 看板商品は「れんと」。奄美大島の霊峰「湯…続きを読む
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本格焼酎特集:日本酒造組合中央会 全国統一「GI」指定へ 生産者と合意形成を
酒類 2024.05.10日本酒造組合中央会は、日本の生産地全体を大くくりする地理的表示(GI)の指定に向けた取組みを加速する。5年以上掛けてきたプロジェクトで、国税庁と調整を進めている。生産基準などの項目について全国の全メーカーと合意形成を得る段階に入っており、今夏ごろにか…続きを読む