凍結乾燥食品特集

農産加工 2019.11.17

 凍結乾燥(FD)食品業界は、味噌汁やスープ類などの成型食品の好調が持続していることから、市場は拡大傾向にある。18年度の日本凍結乾燥食品工業会調べの生産量調査によると、FD成型食品類は味噌汁が2桁増、スープ類も7%近い伸びと主力品が好調だ。一方でこれら主力品以外では、惣菜類が大きく数字を伸ばしたものの、他の分野は軒並み数字を落としている。FD成型食品がさらに拡大するためには、新たな分野での製品普及が課題となる。これまでFD業界をけん引してきた素材製品群の生産量を見ると、18年度は減少に転じた。これは成型食品類が拡大する一方で、この2年間、棚面積が伸びていないことから素材製品から成型食品生産へのシフトが考えられる。全体としてFD市場は成型食品の好調により拡大傾向が、長く続いている。(高木義徳)