なめ茸・山菜加工特集

農産加工 2020.11.02
なめ茸・山菜加工特集

 「ご飯のお供」の定番として親しまれている瓶詰製品、なめ茸。値頃感や保存性などを訴求ポイントに、家庭の食卓などで消費基盤を築いている。コロナ禍の今期は、外出自粛に伴う内食化を追い風に売上げを伸ばしてきたが、一方で流通サイドの低価格要求、ストック需要が一回りした後の反動減など、強みと引き換えの不安材料も浮き彫りに。市場規模は小さいものの、業務用ニーズのダメージも響いている。「新しい価値を築いていけるかが、今後の鍵」(ナガノトマト・井垣孝夫社長)。メーカー各社はメニュー・用途の拡大に向けた商品戦略や提案強化の加速で、多彩な消費シーンへの「お供」を目指している。(長野支局長=西澤貴寛)