茶系飲料特集
2021年も茶系飲料市場は激戦が予想される。近年、生活者の健康志向などを背景に伸長が続いてきた同市場は20年、長引くウィズコロナによる外出自粛や移動の制限などの影響を受け、一服することになった。新たな社会様式でのスタートとなった21年、各社が英知を結集し、積極的な経営資源の投資が続く「緑茶飲料」での戦いの激しさは増すばかりだ。また、近年、情報発信の少なさなどから、少し落ちついていた「ブレンド茶」でも、新たな戦いが始まりそうな気配がある。「麦茶」「紅茶」飲料も、新提案などの活発な動きがあり、各ブランドが繰り広げるニューノーマルでの茶系飲料市場戦線の行方を見守りたい。(本吉卓也)
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◆茶系飲料特集:激戦続く ニューノーマルでの戦線の行方はいかに
清涼飲料 特集 2021.04.302021年も茶系飲料市場は激戦が予想される。近年、生活者の健康志向などを背景に伸長が続いてきた同市場は20年、長引くウィズコロナによる外出自粛や移動の制限などの影響を受け、一服することになった。新たな社会様式でのスタートとなった21年、各社が英知を結…続きを読む
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茶系飲料特集:伊藤園 茶葉の健康性を訴求 ドリンクとリーフ連動
清涼飲料 特集 2021.04.30伊藤園の「お~いお茶」ブランドは21年、「茶カテキン」など、茶葉が持つ“お茶の持つ力や健康性”を訴求していく。体調管理など高まる消費者の健康意識に対し、同社だから可能なドリンクとリーフの連動展開などで応えていく。また、同社が45年にわたり、取り組む「…続きを読む
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茶系飲料特集:サントリー食品インターナショナル 「伊右衛門」攻勢続く
清涼飲料 特集 2021.04.30●新たな指し手で成長へ サントリー食品インターナショナルのサントリー緑茶「伊右衛門」ブランドは、21年も攻勢を続ける。 20年4月に敢行した鮮やかな「緑の水色(すいしょく)」を実現したブランド史上最大の刷新は奏功し、リニューアル後の20年4~12…続きを読む
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茶系飲料特集:コカ・コーラシステム ブランドを横断提案 「綾鷹カフェ」好発進
清涼飲料 特集 2021.04.30コカ・コーラシステムの茶系飲料は、加速度的に多様化する消費者ニーズに対応するため、「緑茶」「紅茶」「ブレンド茶」「麦茶」「機能性茶」と多彩なブランドを横断的に提供できる強みを生かしていく。今期は好調なスタートとなった「綾鷹カフェ」シリーズ第1弾となる…続きを読む
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茶系飲料特集:キリンビバレッジ おいしく「環境配慮」 「生茶」の進化を目指す
清涼飲料 特集 2021.04.30キリンビバレッジの「生茶」ブランドは、21年のテーマとして、「新時代へ、生茶。やさしいがおいしい。」を掲げる。同ブランドのもつ「生のおいしさ」の“自然感”“健やかさ”を強化しながら、CSV(共有価値の創造)の「環境」領域でのフラグシップブランドとして…続きを読む
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茶系飲料特集:アサヒ飲料 存在感示す「十六茶」 中身・パッケージ一新
清涼飲料 特集 2021.04.30アサヒ飲料の「十六茶」ブランドは、“人にやさしく、地球にやさしい”商品としてリブランディングを図る。コア製品の「アサヒ 十六茶」では、中身、容器、パッケージともに一新し、3月9日から新たに投入している。 同品に加え、「十六茶麦茶」や機能性表示食品「…続きを読む
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茶系飲料特集:ポッカサッポロフード&ビバレッジ 希少素材にこだわり
清涼飲料 特集 2021.04.30●「TOCHIとCRAFT」生産者の思いも ポッカサッポロフード&ビバレッジが展開する「TOCHIとCRAFT」の国産素材無糖茶シリーズは、今期「その土地のおいしい文化を広める」をテーマに活動に取り組む。日本各地の希少素材にこだわった商品とともに各…続きを読む
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茶系飲料特集:大塚食品 「ジャワティ」強化 貫くテーブルドリンク
清涼飲料 特集 2021.04.30大塚食品の「シンビーノ ジャワティストレート」は、新たなブランドメッセージ「Eat with JAVATEA.JAVATEAで、食卓をもっとおいしく、もっとたのしく。」を掲げる。21年は「ジャワティレッド」「同ホワイト」をラインアップする強みを生かし…続きを読む
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茶系飲料特集:花王 辻口シェフとコラボ 「ヘルシア」サバスイーツ挑戦
清涼飲料 特集 2021.04.30花王の「ヘルシア」は、世界的パティシエ・辻口博啓シェフとのコラボ企画「ヘルシアうまみ贅沢仕立て 禁断のアフタヌーンティーキャンペーン」をヘルシア公式Twitterアカウント(@HealthyaKao)で、“サバの日”である3月8日から開始している。 …続きを読む
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茶系飲料特集:ヤクルト本社 「蕃爽麗茶」2L好調 糖質オフニーズに対応
清涼飲料 特集 2021.04.30ヤクルト本社の「蕃爽麗茶」は、コロナ禍での巣ごもり需要で2Lタイプが好調に推移している。カテゴリー全体では苦戦が続いているものの、糖質オフへのニーズが高まる中、特に宅配チャネルで伸長傾向。トクホとしての効果訴求を武器に、今期も引き続き価値理解の浸透と…続きを読む