ビーフン特集

農産加工 2021.08.11

 「8月18日はビーフンの日」–最大手ケンミン食品が、普及を願い制定した。コロナ禍でこの日に向けたイベントは実施できないものの、巣ごもり需要とエスニックブームを追い風に、市場は盛り上がりを見せ、普段から多様な仕掛けを行っている。まず、野菜との好相性を切り口に、青果という新たな売場を創造するため、専用商品として今春「VEGE BE-FUN カット野菜とチンする焼ビーフン」を発売。今秋には「サラダフォー」を追加し、生鮮連動販売をさらに積極化する考えだ。さらに、海外も視野に、拡大するグルテンフリー市場獲得を目指し、ラーメンに代表される多様なライスヌードル事業への参入を予定している。その一方で地方にも着目し、各地の食材を使った商品開発で地域応援を掲げる「47都道府県ケンミン焼ビーフン」プロジェクトも、近く第4弾が発売される計画という。詳細を紹介する。(佐藤路登世)