料理マスターズ特集

外食 2021.12.27
料理マスターズ特集

 料理を通じて地域の「食」や「食文化」の素晴らしさ、奥深さを日々実感し、その魅力に誇りを持ち、日本食文化の担い手である料理人を顕彰する「料理マスターズ」は、農林水産省が2010年に創設した制度だ。これを官民一体となって盛り上げる活動を通じて、料理人と1次生産者を結び付けるとともに、食品産業や食を取り巻く分野の企業と連携し、地域活性化や日本の食文化の発展に貢献することを目的としている。
 第12回農林水産省料理人顕彰制度「料理マスターズ」授与式は11月17日、金子原二郎農林水産大臣らを招き、帝国ホテル東京で盛大に開催。従来の「ブロンズ賞」「シルバー賞」に加え、初の「ゴールド賞」に3人が選出された。この制度はステップアップしていく点に特徴があり、年間最大8人が受賞するブロンズ賞に続き、受賞後5年以上経た人を対象に最大5人のシルバー賞、さらに5年以上経過した後、最大3人のゴールド賞が授与される、継続性のある取組みを評価する設計となっている。(佐藤路登世)