コノミヤ経営戦略特集

小売 2022.06.25
コノミヤ経営戦略特集

 昨年スーパーマーケット事業を開始して50年という節目の年を迎えたコノミヤは、大阪府・兵庫県・京都府・奈良県・愛知県・岐阜県の広域でチェーン展開を果たしている。グループ売上高は1300億円、店舗数は92店舗と順調に業容を拡大しており、関西・東海で存在感を示している。
 22年の課題「深化」には、PC(プロセスセンター)化の取組みをより一層深掘りしたいという思いを込めている。スーパーマーケットだけでなく、業態の垣根を越えたディスカウントストアやドラッグストアといった異業種との競争に加えて、他エリアからの参入など、競合環境がさらに厳しさを増す中で、対抗策として経営基盤を強固なものとし、生産性の向上や店舗作業の効率化を追求することでローコストオペレーションの確立を図るためにはPCの稼働が必須となっている。今後数年にわたってPC化の推進に取り組む。(廣瀬嘉一)