北海道流通特集

北海道は食料自給率216%(カロリーベース、19年度)。しかも過去17年間で過去最高だった15年の222%(同)に次ぐ2番目の高水準。そして、食料自給を支える約2700件の製造事業者(本紙独自調査による)は道央、道南、道北、オホーツク、十勝、釧路・根室の広域連携地域に及んでいる。
今、生産、製造、流通、販売の製配販プラス生産のポテンシャルを持つ北海道に注目が集まり、これからはオールラウンド(万能)が鍵を握っているかもしれない。今、時代は不透明。特に食料問題には不安がぬぐえない。アフターコロナも踏まえて生産、メーカー、卸、小売のさらなる連携が求められそうだ。(高田真人)
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◆北海道流通特集:アフターコロナ オールラウンドが鍵に さらなる4層の連携を
特集 総合 2022.07.28北海道は食料自給率216%(カロリーベース、19年度)。しかも過去17年間で過去最高だった15年の222%(同)に次ぐ2番目の高水準。そして、食料自給を支える約2700件の製造事業者(本紙独自調査による)は道央、道南、道北、オホーツク、十勝、釧路・根…続きを読む
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北海道流通特集:アークス・横山清社長 高まる生活防衛意識対応 商品構成見直し
特集 小売 2022.07.28アークスの横山清社長は、「生活防衛意識の高まりに対応することが最優先課題」として「商品構成の見直しや仕入れ価格・原価の低減、コスト削減に注力し販売価格維持に取り組んでいる」という。共同販促や商品開発、相互の商品調達強化や品揃え多様化など相乗効果を高め…続きを読む
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北海道流通特集:イオン北海道・青柳英樹社長 成功体験捨て挑戦を
特集 小売 2022.07.28イオン北海道は2023年2月期で売上高3170億円(前年比1.4%減)、経常利益88億円(同31.6%増)を計画。「強い食」の実現などを柱とした中期5ヵ年経営計画の2年目として、事業の実験と検証の年度と位置付ける。「街の中のコミュニティーを目指す発想…続きを読む
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北海道流通特集:コープさっぽろ・大見英明理事長 事業統合メリット発揮の年に
特集 小売 2022.07.28コープさっぽろは、包括業務提携を結ぶサツドラホールディングス(HD)と昨年10月物流統合を始めたのに続き、共同で立ち上げた北海道MD機構を通じて仕入れの一本化を今年度からスタート、事業統合メリットを発揮する年と位置付ける。また、23年度に向けた準備と…続きを読む
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北海道流通特集:セコマ・丸谷智保会長 自前サプライチェーンが強み
特集 小売 2022.07.28セコマグループは、農業生産、製造、卸、物流、小売まで幅広い事業領域を持つサプライチェーン構築が強さの要である。原材料費や輸送燃料費の高騰、円安など懸念される中、このサプライチェーンの長さを生かした柔軟なコスト吸収力を武器に「変化に強いセコマ」を発揮。…続きを読む
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北海道流通特集:北雄ラッキー・桐生宇優社長 センター機能再構築 生産性高め競…
特集 小売 2022.07.28北雄ラッキーは3月、札幌市中央区にあった精肉加工センターを、先行して昨年11月新たに立ち上げた生鮮・デリカセンター敷地内(小樽市銭函)に移設・拡張し、食品加工機能を1ヵ所に集約。これにより鮮魚、野菜加工、惣菜、精肉など部門をまたいだ商品開発や効率的な…続きを読む
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北海道流通特集:ホクノー・野地秀一社長 地域インフラ機能付加店舗を
特集 小売 2022.07.28新さっぽろ、もみじ台エリアでスーパーマーケット5店、専門店2店を展開するホクノーはバレイショの集荷・販売業である北海道農事がルーツ。1971年から食品スーパー事業を開始して半世紀を超えた。基盤エリアの人口減少や高齢化の中で「健やか食堂」や「健康ステー…続きを読む
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北海道流通特集:東亜産業・深井昭匡社長 「TOAmart」年内に道内30店超…
特集 小売 2022.07.28半額専門店の「TOAmart」を展開する東亜産業は21年11月、札幌の狸小路商店街に北海道第1号店をオープン。同社は国内に製造工場を持ち問屋を通さず直接販売できる強みを生かし、札幌狸小路店、大通り店、宮の沢店をはじめ、小樽運河店、旭川店など道内各地に…続きを読む
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北海道流通特集:国分北海道・諏訪勝巳社長執行役員 売上高1000億円へ再チャ…
特集 卸・商社 2022.07.28国分北海道は2022年度計画で売上高933億円(前年比9.9%増)、経常利益が同2倍の5億7000万円を掲げている。機能提供・共創ビジネスの強化、量販・フードサービス・観光リゾート・フレッシュ・製造卸など9戦略を基軸に、2年目の第11次エリア長計の実…続きを読む
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北海道流通特集:三菱食品・内山勝夫北海道支社長 道産プロジェクト推進
特集 卸・商社 2022.07.28◇三菱食品・内山勝夫執行役員北海道支社長 三菱食品北海道支社は、トレーディング本部戦略オフィス室長を務めていた内山勝夫氏が4月北海道支社長に着任し、新たな体制でスタートを切った。新天地でのスタンスは「支社全員が北海道のプロになること」。地元小売業や…続きを読む
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北海道流通特集:日本アクセス北海道・黒沢忠寿社長 道産品事業100億円目指す
特集 卸・商社 2022.07.28日本アクセス北海道は、今年度からスタートした中期経営計画で24年度売上高1012億円の定量目標を掲げて、成長事業の拡大・競争優位の確立、業務改革の推進・収益性向上などの重点施策に取り組む。中でも最適物流の構築を目指して、物流拠点再編に着手する一方、6…続きを読む
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北海道流通特集:加藤産業・池内斉北海道支社長 営業収益500億円達成前倒しも
特集 卸・商社 2022.07.28◇加藤産業・池内斉執行役員北海道支社長 1995年に北海道へ初進出した加藤産業。初年度の年商規模20億円からスタートし、22年9月期で売上高440億円に到達。28期連続で増収を果たし続け、道内での存在感を高めてきた。アフターコロナが現実味を帯びてき…続きを読む