包装もち特集

農産加工 2022.10.21

 包装もち業界の21年度は、20年度に内食需要の高まりで急増した反動減が懸念されたものの前年比約2%減にとどまり371億円で着地した。19年度比では3%上回り、冬以外の通年消費が定着しているようだ。22年前半は、昨年末から続くさまざまな食品値上げに対して包装もち商品は従来価格で販売できたことから堅調を維持。生産費や物流費のコスト増などで特売頻度の抑制は見られるが、今秋の価格改定は見られず優位性があるカテゴリー。ただし物価高に合わせて給料が上がらなければ、全体的に財布のひもが締まり、前半のような堅調を維持できるかは不透明だ。(山本大介)