包装もち特集
包装もち業界の21年度は、20年度に内食需要の高まりで急増した反動減が懸念されたものの前年比約2%減にとどまり371億円で着地した。19年度比では3%上回り、冬以外の通年消費が定着しているようだ。22年前半は、昨年末から続くさまざまな食品値上げに対して包装もち商品は従来価格で販売できたことから堅調を維持。生産費や物流費のコスト増などで特売頻度の抑制は見られるが、今秋の価格改定は見られず優位性があるカテゴリー。ただし物価高に合わせて給料が上がらなければ、全体的に財布のひもが締まり、前半のような堅調を維持できるかは不透明だ。(山本大介)
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◆包装もち特集:冬以外も消費定着 鍋需要本格化で拡大期待
コメ・もち・穀類 特集 2022.10.21包装もち業界の21年度は、20年度に内食需要の高まりで急増した反動減が懸念されたものの前年比約2%減にとどまり371億円で着地した。19年度比では3%上回り、冬以外の通年消費が定着しているようだ。22年前半は、昨年末から続くさまざまな食品値上げに対し…続きを読む
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包装もち特集:丸美屋食品工業 “からめる”だけで「おもち亭」成長
コメ・もち・穀類 特集 2022.10.21●新カレンダーでついで買い促進 丸美屋食品工業はもち専用たれの「おもち亭 おもちとからめて!」を展開し、もちの消費拡大とともに成長している。3年前から倍増近く伸ばして、家庭内食に浸透。最盛期は新聞、Twitter広告を行って秋冬商戦を盛り上げる。売…続きを読む
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包装もち特集:全国餅工業協同組合 今年も品質自主検査 他団体と共催で需要拡大
コメ・もち・穀類 特集 2022.10.21全国餅工業協同組合は、「国内産水稲もち米のみを原料として使い、良質で安全・安心な包装もちを製造すること」を基本理念に1974年7月に設立した。現在17の会員で構成している。 毎年品質管理委員会で市販商品の包装もちを購入し、新潟県環境衛生研究所に依頼…続きを読む
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包装もち特集:サトウ食品 「餅カーボローディング」普及を
コメ・もち・穀類 特集 2022.10.21●4年ぶり新潟シティマラソンに特別協賛 サトウ食品は9日、新潟市で開催された新潟シティマラソンに特別協賛し、スタート付近で「サトウの切り餅乳酸菌プラス」を提供した。持久力の源となる糖質を効果的に摂取して走り続けるための食事法「餅カーボローディング」…続きを読む
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包装もち特集:サトウ食品 新価格帯商品投入 プチ贅沢需要喚起
コメ・もち・穀類 特集 2022.10.21サトウ食品は今秋の新商品「サトウの切り餅特別栽培米新潟県産こがねもち300g」を発売し、プレミアムとレギュラーの間となるプライムラインを創出しプチ贅沢需要を喚起する。年間を通じてTVCMを投入するほか、YouTubeを活用した包装もちの喫食機会とブラ…続きを読む
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包装もち特集:うさぎもち 産地指定品集約し強化
コメ・もち・穀類 特集 2022.10.21うさぎもちはもち専業メーカーとして、引き続き通年を通じた喫食機会の創出を目指す。好調な小・中容量を強化していく中でアッパー商品として「新潟県産特別栽培こがね一切れパック丸餅」(400g)を新商品として投入。 同社が得意とするあん入りや「かき餅」「薄…続きを読む
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包装もち特集:越後製菓 米菓とコラボで新商品
コメ・もち・穀類 特集 2022.10.21越後製菓の包装もちは今期も「生一番」ブランドの強化に引き続き注力する。特に11月からは米菓で主力ブランドの「ふんわり名人きなこ餅」で使用しているきな粉を入れた「生一番きなこ入り切り餅210g」(340円)を11月から発売。販促ツールとしてブランドのボ…続きを読む
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包装もち特集:たいまつ食品 鍋用など食シーン特化
コメ・もち・穀類 特集 2022.10.21たいまつ食品の今秋冬新商品戦略は、アイテムを厳選し“鍋用”や“お好み焼き・たこ焼き専用”など食シーンに特化した3品を発売し、もち市場の活性化に注力する。今期包装もち売上高で、前年比12.6%増の47億3000万円を目指す。 前期は20年度の反動減か…続きを読む
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包装もち特集:マルシン食品 今期は差別化品に注力
コメ・もち・穀類 特集 2022.10.21マルシン食品の前8月期は、全社売上高が微増の30億円超で、このうちデザートが前年を超えたものの約3分の2を占める包装もちは鏡もちが厳しく微減で着地した。今期の包装もちは、生産コスト増の中で価格ありきの白もちは無理な販売をしない一方、「大吟醸もち」「胚…続きを読む
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包装もち特集:前原製粉 品質高め品揃え多彩に
コメ・もち・穀類 特集 2022.10.21前原製粉の前期売上は和粉も含め合計26億3600万円(前年比5.5%減)と巣ごもり需要の反動を受ける年となった。今期は堅調に推移し前年を上回る見込み。4月以降、エネルギー費、包装資材費の高騰、そして今後迎える人件費の上昇などコストアップ要因が重なり、…続きを読む
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包装もち特集:城北麺工 県産米使用3品が堅調
コメ・もち・穀類 特集 2022.10.21城北麺工の8月決算は売上げ15億6000万円で、前年比8.3%増となった。伸びた要因はトッポギが好調だったことや、乾麺でPB商品が増えたことなど。売上構成比はもち7割、乾麺・生麺3割は変わらない。生麺では業務店関係がコロナの影響を受け厳しさが続く。 …続きを読む
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包装もち特集:アイリスフーズ 「すみっコぐらし」採用
コメ・もち・穀類 特集 2022.10.21アイリスオーヤマグループで食品事業を担うアイリスフーズは、精米からパックご飯に代表される多様なコメ加工品を中心に展開。このうち、14年に参入したもち事業は、独自の低温製法で精米した国内産水稲もち米だけを使用。通年商材としての需要を喚起する、消費ニーズ…続きを読む