水産練り製品特集2023
量販店を主戦場とする家庭用の水産練り製品は、3月からの春夏シーズンに向けた有力各社のラインアップが出揃った。市場は昨年からの断続的な製品値上げにより、売上数量が漸減傾向にある。ただコロナ禍で増した健康志向により、高タンパク・低脂質の練り製品は底堅い需要に支えられ、22年の金額でみる市場規模はコロナ前の19年比で3％増と堅調を保った。ただ厳しいコスト環境が続く中、主要メーカーは2～3月にも追加値上げを実施。消費者の生活防衛意識は強く、新商品の価値訴求がメーカー収益を左右する重大局面を迎えている。（本宮康博）
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◆水産練り製品特集:数量漸減も堅調 価値訴求の重大局面に
水産加工 2023.03.15量販店を主戦場とする家庭用の水産練り製品は、3月からの春夏シーズンに向けた有力各社のラインアップが出揃った。市場は昨年からの断続的な製品値上げにより、売上数量が漸減傾向にある。ただコロナ禍で増した健康志向により、高タンパク・低脂質の練り製品は底堅い需…続きを読む
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水産練り製品特集：一正蒲鉾 エシカル消費を促進 「魚菜亭」など付加価値提案
水産加工 2023.03.15一正蒲鉾は23年春夏に向け、SDGs達成に沿った“エシカル消費”の促進を主要コンセプトに掲げ、個別テーマとして（1）食品ロス削減（2）高タンパク・低糖質など健康機能強化（3）希少水産資源の代替化による資源保護--などを商品開発に反映。社会課題の解決を…続きを読む
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水産練り製品特集：紀文 キャラクターかまぼこ強化 「竹笛」50周年で販促
水産加工 2023.03.15紀文は23年春夏商品として、練り製品の新12品・リニューアル品を2月27日から順次、エリア別または全国で発売している。商品施策テーマは（1）「高タンパク」「糖質オフ」といった健康価値の訴求（2）簡便・即食ニーズに応えたラインアップの展開（3）既存商品…続きを読む
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水産練り製品特集：堀川 エコ・SDGs柱に 既存品をより強化
水産加工 2023.03.15堀川は今春も、エコやSDGsを柱にした考えで商品開発を継続する。今春は、かまぼこ板をなくした新商品「板とっちゃいました」＝写真（上）＝を発売。昨年秋に「おでん袋」に採用したエコピロー包装を「お得だね煮もの袋」＝写真（下）＝などにも採用し環境配慮の取り…続きを読む
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水産練り製品特集：ニッスイ 「速筋タンパク」バータイプを新提案
水産加工 2023.03.15ニッスイの練り製品事業は、今期4～12月累計売上高が前年同期を上回った。ちくわ類は11％増と好調、カニ風味フレークは6％増で数量は減少したが価格改定が奏功した。ニーズが高まる健康系商品の売場での露出を拡大しており、健康価値を高タンパクとして打ち出した…続きを読む
