ジャム特集2023
2023年ジャム業界は、反転攻勢に挑む。22年に実施した9年ぶりとなる値上げの影響も限定的であった。22年の各社ジャム・スプレッド類の売上げは減収と増収が混在したが、23年に入り各社とも売上げは前年に比べ伸長して推移している。(青柳英明)
-
◆ジャム特集:反転攻勢へ 23年上期売上げ伸長 22年値上げの影響は限定的
菓子 2023.06.162023年ジャム業界は、反転攻勢に挑む。22年に実施した9年ぶりとなる値上げの影響も限定的であった。22年の各社ジャム・スプレッド類の売上げは減収と増収が混在したが、23年に入り各社とも売上げは前年に比べ伸長して推移している。23年4月のジャム類の店…続きを読む
-
ジャム特集:アヲハタ 23年上期3.5%増で推移
菓子 2023.06.16●春夏ラインアップ拡充と新需要開拓に挑む アヲハタの前期(22年11月期)の家庭用ジャム・スプレッド類の実績は前年実績を割り込んで推移した。今期の実績については、「アヲハタ 55」、「アヲハタ まるごと果実」シリーズなど主力商品の継続した需要喚起策…続きを読む
-
ジャム特集:明治屋 「果実実感」好調拡販へ
菓子 2023.06.16明治屋の前期(22年3月~23年2月)のジャム類売上げは、前年比約5%増と好調に推移した。主力の「果実実感ジャム」が340g、160gとも新規取扱先の拡大が貢献し、前年比6%増と好調に推移した。国産原料にこだわった「日本のめぐみ」は、前年実績を割り込…続きを読む
-
ジャム特集:ソントン スプレッド続伸果たす
菓子 2023.06.16ソントンの前期(23年3月期)の家庭用ジャム類・スプレッド類トータルの実績は好調に推移した。 ジャム類とスプレッド類別では、ジャムは紙カップ製品が内容量変更の影響を受けることなく堅調に推移。 一方、瓶ジャム製品は低調に推移した。スプレッド類は21…続きを読む
-
ジャム特集:スドージャム 100%フルーツ2桁成長
菓子 2023.06.16スドージャムの22年12月期(22年1~12月)の実績は、前年比5%増で着地した。紙カップ製品の「毎朝カップ」や「信州須藤農園」ブランド「100%フルーツ」および大容量瓶ジャム製品の好調が貢献した。 アイテム別概況では、同社の成長をけん引する「信州…続きを読む
-
ジャム特集:信越食品工業 独自性磨き市場開拓を
菓子 2023.06.16原料素材などにこだわった高付加価値型のジャムを展開する、信越食品工業。 「コロナ禍による“巣ごもり需要”をきっかけに、SMを中心に売れ行きが活発化している」(雨宮宏和社長)ことから、独自性を打ち出した商品展開に磨きをかける考えだ。 「市場は糖度の…続きを読む
-
ジャム特集:加藤産業 好スタート春夏新9品
菓子 2023.06.16加藤産業の22年10月から23年4月までのジャム・スプレッド類(カンピー、グリーンウッド)の売上高は、前年比2%増となっている。22年4月の価格改定後の数ヵ月は物量の低下がみられたが、生活者から商品価値の認知を得たことで販売額が回復した。 「ジャム…続きを読む
-
ジャム特集:森食品工業 付加価値素材確保が鍵
菓子 2023.06.16国内有数のアンズ産地、長野県千曲市でジャムなどの果実加工品を手掛ける森食品工業。厳しいコスト環境の一方、地産・国産原料に特化した「森のくだもの畑」シリーズなど、高付加価値型のアイテムが好調に推移している。 「コロナ禍の落ち着きで業務用需要が回復基調…続きを読む
-
ジャム特集:デイリーフーズ 業務用回復で的確対応
菓子 2023.06.16多彩なジャム、果実加工製品を展開するデイリーフーズ。「コロナ禍で停滞が続いていた業務用関連は、外食や土産品需要に立ち上がりの遅れが見られたものの、以前の水準に回復した」と半間修一社長。冷菓や飲料向けなど季節需要に関連する製品の受注も戻っており、的確な…続きを読む
-
ジャム特集:寿高原食品 PB受託を新たに獲得
菓子 2023.06.16家庭用ジャムが堅調な寿高原食品。SMチェーンのPB受託を新たに獲得するなど、業況は上向きだ。「高付加価値型PBジャムの成功例をベンチマークにした戦略が、ローカルSMに広がりつつある」と同社。小ロットから的確に対応できる製造体制の強みを生かし、引き続き…続きを読む