1月18日。今日はホタテの日
毎月18日はホタテの日。ホタテのホを分解すると十八になることに由来する。ホタテは貝柱が大きくなる夏と生殖巣(卵)が発達した冬に旬を迎える。
年中美味しく食べられるホタテ缶
ホタテ貝缶詰の原料には、北海道と東北地方で養殖されたものが使われている。ほとんどが「水煮」缶詰だが、若干量の「味付」缶詰も流通している。「水煮」には、外套膜(がいとうまく)を取り外し、貝柱が丸のままの形(ホール)になったものと、貝柱をほぐし肉にしたフレーク製品とがある。ホタテ貝缶詰の本格的な製造開始時期は、ホタテ貝養殖がさかんになる1965(昭和40)年代以降である。サケ缶詰やカニ缶詰など水産缶詰の多くが輸出向け生産に重きを置いてスタート、成長を遂げてきたのに対して、ホタテ貝缶詰は当 初から国内販売向けで生産が行われており、輸出はなされていない。
(日本食糧新聞社『食品産業事典 第九版』(引用箇所の著者:沼尻光治、公益社団法人 日本缶詰協会 金村宣昭))