加工わさび特集
加工わさび市場は、家庭用が回復基調となり、業務用は海外メーカーとの競争激化が懸念される状況だ。共通して好調といえるのが、精肉類をターゲットとした「きざみわさび」類と海外への輸出。輸出は各メーカーが本格的な取組みを開始し、着実に売上げを伸ばしている。今後はエスビー食品が発売しているグルテンフリーのわさびのような、各国の需要に合致した商品設計が求められることとなる。家庭用では大容量タイプに新たな動きがあった。エスビー食品が昨年に二重構造容器を投入。ハウス食品は今年から4本分の量となる「大容量ねりスパイス」を発売。この分野はここ10年で4倍強の規模に成長し、一層の拡大が期待される。業務用は中国の加工メーカーが加工わさび製品を製造し、日本への進出を始めている。今後は海外メーカーとの競争も視野に入れざるを得ない状況となることが予想される。(高木義徳)
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◆加工わさび特集:家庭用は大容量など拡大、業務用は海外との争いへ
調味料 特集 2019.06.07加工わさび市場は、家庭用が回復基調となり、業務用は海外メーカーとの競争激化が懸念される状況だ。共通して好調といえるのが、精肉類をターゲットとした「きざみわさび」類と海外への輸出。輸出は各メーカーが本格的な取組みを開始し、着実に売上げを伸ばしている。今後…続きを読む
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加工わさび特集:家庭用=市場活性化の予想 主力品群は堅調に推移
調味料 特集 2019.06.07家庭用加工わさびのチューブタイプの今年3月までの直近1年間の市場を見ると、売上高は前年比2.6%増となった。ただし、17年度は同5.2%減となっており、回復基調にあるものの前年度までには至っていない。全体としては魚離れ傾向は否めないものの、精肉類に向け…続きを読む
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加工わさび特集:業務用=厳しい国内環境 中国勢の進出が顕著に
調味料 特集 2019.06.07●輸出は好調推移 業務用(加工用含む)の状況は、全体として国内では厳しく、海外輸出で売上げを伸ばしているといえる。国内は一昨年以降、アニサキスや旬の魚の不漁などで加工わさびを取り巻く環境は厳しい状況が続いている。 加工わさびの各メーカーは、これまで鮮魚…続きを読む
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加工わさび特集:原料事情=価格安定するも不透明 中国経済の変化を注視
調味料 特集 2019.06.07加工わさび原料となる本わさびと西洋わさびは、これまで安定した推移を続けてきたが、昨年以降は国産本わさび、中国産西洋わさびともに収量減の可能性が伝えられ原料の不足が懸念されてきた。 しかし、今春の状況を総合すると国産本わさび、中国産西洋わさびともに原…続きを読む
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加工わさび特集:首都圏=家庭用は「きざみわさび」拡大 課題多く厳しい業務用
調味料 特集 2019.06.07家庭用の加工わさびチューブタイプの19年3月までの1年間を見ると、市場全体では前年比2.6%増となった。大容量タイプと高級品が前年を上回って推移したが、主力品はほぼ横ばい、廉価品が若干減少した。 19年1~3月では同1.6%増、3月単月では0.5%…続きを読む
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加工わさび特集:長野=減少続くわさび収量 陸わさびの伸びに期待
調味料 特集 2019.06.07【長野】長野県のわさび生産量(水わさびと陸わさびの合計)は、国内トップ。県内最大の産地、安曇野地域の「安曇野わさび」は、加工わさびや漬物などはもちろん、菓子や調味料など多彩な食品が高付加価値化のフレーバーに採用するなど、高いブランド力を誇っている。 …続きを読む
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加工わさび特集:静岡=万城食品、たれ・ホースラディッシュが伸長
調味料 特集 2019.06.07●海外事業の拡充目指す 静岡県のわさび栽培は、昨年3月に「静岡水わさびの伝統栽培」が世界農業遺産に認定され、以降静岡県が農業遺産「静岡水わさびの伝統栽培」と題したホームページを開設するなどで盛り上がりをみせている。 17年度の本わさびの生産量は、…続きを読む
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加工わさび特集:中部=金印、輸出優良事業者で受賞
調味料 特集 2019.06.07●基礎研究も大きく評価 【中部】業務用加工わさびのトップメーカーである金印は19年3月、「GFP輸出拡大フォーラム」で、輸出に取り組む優良事業者に選定され、農林水産大臣賞を受賞した。 選定理由として「原材料の生産拠点を国内にもち、国内調達率が非常…続きを読む
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加工わさび特集:田丸屋本店、「わさビーズ」のライン増設
調味料 特集 2019.06.07●増産体制整い拡売へ 田丸屋本店が18年12月22日に、わさび製品「わさビーズ」の市販を開始したが、反響が大きく供給が間に合わない状態が続いていた。6月、ライン増設が完了し増産体制が整った。ネット通販をはじめ各販路で拡売していく。 「料理をもっと華やか…続きを読む