飯島延浩会長
主原料の麦価引き上げと粉価の値上げ、原発稼働停止や円安によるエネルギーコスト上昇、油脂の値上げなど、製パン業界を取り巻く環境は厳しさを増している。日本パン工業会の飯島延浩会長は16日に開催した会見で、13年の製パン業界を「昨年に続き、低単価競争が激化し厳しい状況」にあると分析した上で、「6月下旬に、4月の小麦の売渡価格が9.7%引き上げられたことに伴う小麦粉の値上げ、さらに油脂も値上がることから、パン類の値上げは避けられない」との認識を示した。(青柳英明)
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