フードメッセinにいがた2022
◆フードメッセinにいがた2022:こだわり商材求め9159人来場
「第14回食の国際見本市フードメッセinにいがた2022」が9~11日、新潟市内の朱鷺メッセ新潟コンベンションセンター展示ホールで開催された。会場には404社が376小間を出展。食品バイヤー中心に昨年より1443人多い9159人(前年比18.7%増)が来場し、活発な商談が繰り広げられ、熱気に包まれた。主催はフードメッセinにいがた運営事務局と新潟市で、主管は食と花の世界フォーラム組織委員会や日本食糧新聞社など。ブルボンや亀田製菓、JAグループ新潟、新潟万代島総合企画が特別協力した。(佐藤路登世)
●食材の宝庫・新潟アピール
オープニングセレモニーでは、三阪史也新潟市農林水産部長が「『より良い食を求めて』をテーマに、07年にスタートした新潟と全国を結ぶ食の商談会。今回、国内外から前回を80社上回る出展社が、個性豊かな食材や生産性向上につながる機器・器具、環境保全型包材・容器などを紹介。併せて最先端情報を発信するセミナーも開催し、新潟を起点にした販路拡大の場となることを祈願する」と述べた。同部長をはじめ、主催者や後援団体、来賓ら16人が揃ってテープカットも行った。
会場には、農畜水産物から加工食品に至るまでの高付加価値食品・食材が並び、食材の宝庫・新潟をアピール。自治体・商工団体コーナーも充実し、大都市圏の展示・商談会では出合うことができない、地域の食品・食材の販路開拓を支援した。
ひときわにぎわったのが「にいがた6次化フェア」コーナーで、6次産業化にテーマを絞った国内唯一の専門展示会として、新潟をはじめ全国から12事業者が出展。農村木島平と南信州天龍村ゆずすけが「ゆず風味米粉ロールケーキ」を紹介するなど、出展者間のコラボレーション商品も注目を集めた。
専用エリアを設けた事前マッチング制個別商談(対面・オンライン)は、3日間で94商談に上り、バイヤーから「業界トレンドが一望できる良い機会」(商社)や「こだわりの逸品が多い」(小売)、「特徴的な製品が多く、商談しがいがあった」(外食)などの声が聞かれた。